第2回IBAF 15Uワールドカップに出場している侍ジャパン15U代表は8月2日、ニュージーランドをノーヒットに抑えチームは3勝目をあげました。
戦評
ここまで2連勝と好調な滑り出しを見せる日本代表はニュージーランドと対戦。
ニュージーランドはラグビーの人気が高く、そのナショナルチームはオールブラッグスと呼ばれ圧倒的な強さを誇っているのはあまりにも有名。対して野球のナショナルチームはダイヤモンドブラックスと呼ばれ、MLBのマイナー球団に所属したり、お隣のオーストラリアのプロリーグに参加する選手が出てきたりと近年力をつけてきている。そんな未来のダイヤモンドブラックスを相手に日本は16点を奪う猛攻を見せ、大会3連勝を飾った。
日本は1回表、増田珠(長崎リトルシニア)のレフトへのタイムリーで1点を先制。2回にも相手の隙を見逃さずエラーなどから3点を追加し試合を優位に進めていく。
4回表、齋藤健成(横浜泉中央ボーイズ)が二塁打で出塁。村田和也(京都嵐山ボーイズ)、多田祐大(本庄ボーイズ)が連続で四球を選び無死満塁とすると、このチャンスに打席には3番・西浦颯大(熊本北リトルシニア)。
西浦はフルカウントからの6球目をライトスタンドへ運び、満塁本塁打。日本はこの後、増田の二塁打を足がかりにさらに1点を追加しこの回5点を挙げ一気にニュージーランドを突き放した。
5回には西浦の2点タイムリー二塁打、鏑木風雅(前橋桜ボーイズ)、武隈陽平(富山ボーイズ)のタイムリー、平島廉(高田ファイターズ)の2点タイムリー二塁打、とどめは大和田聖人(町田リトルシニア)のタイムリー三塁打と打者一巡の猛攻でさらに7点を追加。
投げては齋藤、大和田、近本攻生(生光学園中学)と投手陣3人が継投でニュージーランド打線を無安打に抑える好投を見せ、16対0(5回コールド)と圧倒的な力の差を見せつけての快勝となった。
試合後、鹿取義隆監督は、
「ここまでの3戦で投手陣の特徴を掴んだので明日のアメリカ戦に備えたい」と3連勝にも満足することなく、次の強敵との一戦を見据えていた。
また、満塁本塁打を含む6打点の大暴れを見せた西浦は「今大会日本チーム初の本塁打、しかも満塁本塁打を打ててよかった」とにっこり。
投打ともにがっちりとハマりだした日本代表。
第4戦は8月3日16:30(現地時間)より、いよいよアメリカと対戦する。