第2回IBAF 15Uベースボールワールドカップに出場している侍ジャパン15U代表は、8月9日(現地日付)、2次ラウンド(7位~12位決定戦)4試合目でイタリアに勝利しました。
戦評
天候状況により、前日同様にこの日も7回で試合終了という変則的なルールの試合となったが、ここまで2次リーグ全勝をマークしてきた日本は、最終戦となるイタリア戦でも、投打ともに噛み合い、勝利で今大会を締め括った。
両チーム無得点のまま迎えた4回。均衡を破ったのは、日本だった。 イタリアの先発・Tucciから2番手・Daddiにスイッチすると、日本打線がすかさず攻め立てる。まず、先頭の西浦颯大(熊本北リトルシニア)が内野安打で出塁すると、続く増田 珠(長崎リトルシニア)も相手エラーで出塁し、無死一、二塁。ここで、西浦、増田がダブルスチールを成功させ、無死二、三塁とチャンスを広げる。 そこから岩本久重(大津北リトルシニア)の犠打で、まず1点を先制。なおも、ランナー三塁と続くチャンスに、鏑木風雅(前橋桜ボーイズ)もレフトへのタイムリーを放って、2点目を挙げる。
その後も、大和田聖人(町田リトルシニア)がレフトへのヒットで続き、二死一、二塁。ここで相手投手のボークで、ランナーがそれぞれ進塁すると、小林克弘(土浦霞ヶ浦ボーイズ)が、センター前へ適時打を放ち、ランナー2人が生還。さらに、2点を追加する。日本はこの回、4得点を入れ、イタリアをリード。
投手陣も、先発の秋江諒摩(大垣ボーイズ)、小林、近本攻生(生光学園中学校)、竹内奎人(伊東リトルシニア)の4投手の完封リレーで、イタリア打線を散発4安打に抑える好投で、試合を締めた。
日本は4対0でイタリアを下し、2次リーグ5戦全勝を達成(1次リーグのドイツ戦の勝利を含む)。
試合後、鹿取監督は、「投手と打者の配置を考えて起用し、全員で勝ち取った勝利でした。みんな、よくやってくれました」と語った。日本は、第2回 IBAF 15 Uベースボールワールドカップ2次リーグをE組トップ。7位の成績で終えた。