9月1日「ENEOS Presents第6回IBAF女子野球ワールドカップ2014宮崎大会」が開幕。侍ジャパン女子代表は、KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎で オーストラリアと1次予選ラウンドAプール初戦を戦い、14対0の5回コールドで1勝目をあげた。
日本の先発は矢野みなみ(フローラ)。初回は二死から二塁打を打たれ、2回表も無死一、二塁と連続してピンチを背負うも、低目への伸びのあるストレートで後続を断ち3回を3安打無失点。守備も併殺を完成させるなど、固い守備で矢野を助けた。
一方、打線は2回裏に一死満塁から1番・六角彩子(侍)が三遊間を破る先制タイムリーを放つと、9番志村亜貴子(アサヒトラスト)の満塁走者一掃の二塁打など打者16人を送り込み一挙12得点。この回はオーストラリアの3投手から9四球を選ぶなど、選球眼のよさも光った。
攻 撃の手を緩めない日本代表は、4回裏、一死満塁から3番三浦伊織(フローラ)のライトオーバー二塁打で2点を追加し、投げても4回は左腕・吉井萌美(平成 国際大3年)、5回は里綾美(レイア)がオーストラリア打線を3人ずつで仕留める完封リレー。4連覇へ向け幸先いいスタートを切った。
試合 後、大倉孝一監督は「初回、2回は重かったが、厳しい展開を我慢できた。ただ、フライアウトが今日は多かったので、この後のミーティングで選手たちに伝え たい」と試合を振り返り、先制含む2安打2打点の六角は、「後ろにつなぐ意識で打席に入った。つながってよかった」と安堵の表情を浮かべた。
次の日本の試合は9月2日19:00より、KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎において香港との1次予選ラウンド第2戦を行う。