9月5日「ENEOS Presents第6回IBAF女子野球ワールドカップ2014宮崎大会」5日目。侍ジャパン女子代表は、サンマリンスタジアム宮崎でカナダと2次予選ラウンド、グループC(上位リーグ)第1戦を戦い、12対2の5回コールドで4連勝。同ラウンド2位以上が権利を得る決勝戦進出を決めた。
先制したのは日本。1回裏、二死から3四球を選んだ後、6番金由起子(ホーネッツレディース)が左中間二塁打。満塁の走者を全て迎え入れる。
日本の先発は、磯崎由加里(侍)。2回には一死から失策と連打などで今大会チーム初失点となる2点を失ったが、粘り強く後続を絶ち、同点は許さない。
3回からは里綾実(レイア)がマウンドへあがり、3回で与えたランナーは1人のみ。力のあるストレートを中心に4個の三振を奪い、チームに力を与えた。
2回以降も日本打線の攻勢は続く。2回裏は二死二塁から2番厚ヶ瀬美姫(アストライア)の左中間二塁打と3番三浦伊織(フローラ)のセンター前ヒットで2得点。3回には4つの犠打と1つの犠牲フライに、合宿で練習を積んだ積極的な走塁も随所に絡めて4得点。カナダを圧倒する。
最後は5回裏に4番西朝美(AFB TTR)の犠牲フライなどで3点を奪い、日本は合計12得点で4試合連続となる5回コールド勝ち。これにより、オーストラリアを破ったアメリカと共に2次予選ラウンド2連勝となった日本は、最終戦を待たずして9月7日、同ラウンド上位2位が進む決勝戦への切符を手にしている。
試合後、大倉孝一監督は、 「今日は最後に1点をリードする野球にこだわった。20人の選手たちがよくやってくれた。ナイスゲーム」と選手たちを褒め称えた。また、3イニングを1安打無失点4奪三振の里は、 「今日は指にボールがよくかかって、ストレートもよかったしスライダーも低めに決まった。一戦一戦出し切って日本女子野球の強さをみせたい」と、大会4連覇への意気込みを見せた。
次の日本の試合は9月6日18:30より、サンマリンスタジアム宮崎において、1次予選ラウンド・グループB1位に入ったアメリカとの2次予選ラウンド第2戦を行う。