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試合レポート

侍ジャパン女子代表 アメリカ下し無傷の5連勝で大会4連覇王手!

2014年9月6日女子

9月6日「ENEOS Presents第6回IBAF女子野球ワールドカップ2014宮崎大会」6日目。侍ジャパン女子代表は、サンマリンスタジアム宮崎でアメリカと2次ラウンド、グループC(上位リーグ)第2戦を戦い、1対0で勝利。同ラウンド1位で翌日の決勝戦へ駒を進めた。

この日、日本・大倉孝一監督が先発マウンドに送り込んだのは左腕・笹沼菜奈(平成国際大1年)。1次ラウンド・香港戦以来2度目の先発となる笹沼は、低めへの丁寧なピッチングで4回まで2安打4奪三振。上々の滑り出しで打線の援護を待つ。

すでに決勝戦進出を決めている両者による緊迫した展開が続く中、試合を動かしたのは日本であった。4回裏、先頭の3番三浦伊織(フローラ)がライト前ヒット。4番石田悠紀子(新波)が送りバントで三浦を進め、5番川端友紀(アストライア)がセンター前ヒットでつないだ一死一、三塁のチャンス。

ここで6番中村茜(フローラ)は一塁前へのスクイズを決めて先制点を奪う。得点はこの1点のみに終わった日本だが、この試合でも6安打に4犠打を絡めるなど確実にランナーを進める攻撃をみせる。

一方、投手陣も磐石。先発の笹沼は結局、5回までを投げ無失点。6回からも吉井萌美(平成国際大3年)、中島梨紗(アストライア)、矢野みなみ(フローラ)の3投手が安定した投球を見せ、日本は3安打完封リレーでアメリカを下し大会無傷の5連勝。2次ラウンド1位で、再びアメリカと対戦する決勝戦へ臨むことになった。

試合後、大倉孝一監督は、
「今日のような厳しいゲームで相手をゼロに抑えたのは収穫。明日のために一年間準備をしてきたので、選手たちには思う存分力を発揮してくれることを今夜から試合が終わるまで言い続けたい」と大会4連覇への抱負を述べた。また、5イニングを2安打無失点4奪三振の笹沼は、
「今日は腕を振って、中村先輩のミットへ投げて楽しむことができました。決勝戦でも雰囲気を楽しんで感動したい」と、14,000人が詰め掛けたスタンドへ手を振っている。

次の日本の試合は9月7日14:00より、サンマリンスタジアム宮崎において、アメリカとの決勝戦を行う。

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