第17回アジア競技大会 第3戦、日本はモンゴルと対戦した。 初回、1番倉本寿彦(日本新薬)が四球で出塁すると、二盗とワイルドピッチから、一死三塁の先制のチャンスを作る。3番井領雅貴(JX-ENEOS)はセカンドゴロに倒れるも、その間に倉本が生還。まず1点を先制する。さらに、4番伊東亮大(日本製紙石巻)はライトへの二塁打。続く5番石川 駿(JX-ENEOS)の三塁打から2点目を挙げた日本。
2回には、7番石岡諒太(JR東日本)の中前打に、8番福田泰平(日本新薬)が左中間への三塁打を放って、1点を追加。9番田中 健(新日鐵住金かずさマジック)は死球で出塁し、無死一、三塁とすると、1番倉本の右前適時打。さらに、2番西野真弘(JR東日本)のレフトへの犠飛で5点目。4番伊東も左中間への三塁打と続いて、6対0とモンゴルを大きく突き放す。
3回にも日本打線は、2番西野の2点本塁打含む計5安打放って、一挙6点を追加。その後も、4回には、6番國本剛志(三菱重工広島)のソロ本塁打で13対0。
大量リードで迎えた5回には、先頭の3番井領が相手エラーで出塁。4番伊東の三塁打で1点。続く5番石川にも、2点本塁打が飛び出して、16点目を挙げる。この回、その後も、6番國本と9番田中の左前打に、4番伊東がこの日4本目となるヒットを放つなど、5点を追加。日本は、モンゴルから5回21得点を奪う、猛攻をみせた。
投手陣もまた、先発の加藤貴之(新日鐵住金かずさマジック)が4回を投げて、被安打1、奪三振7、失点0の好投。5回から代わった今村幸志郎(西部ガス)も、三者凡退で締めて、試合は21対0、5回コールドでモンゴルに勝利。日本は、予選リーグで中国、パキスタン戦に続き、3勝目を挙げ、グループA組1位で準決勝進出を果たした。
準決勝は9月27日12:30(現地時間)から、グループB組2位のチームと対戦する。