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第28回ユニバーシアード競技大会 大学日本代表選考合宿がスタート!

2015年3月18日

 17日、バッティングパレス相石スタジアムひらつかにて今年7月に韓国・光州で開催される「第28回ユニバーシアード競技大会」の代表選手を決める選考合宿がスタートした。
 ここまでの選考の流れを振り返ると、昨年11月末に開催された大学生・社会人合同松山合宿に参加した41名の中から絞られた31名が、今回の大学日本代表選考合宿に参加。19日までの3日間の合宿を経て、31日の登録選手選考会議にて出場する22名の選手が決定となる。

 その代表選考をかけた合宿初日。
11月末に行われた松山合宿で善波達也監督が、「複数のポジションを守れたほうが有利」と選手たちに伝えていたが、この日のシートノックでは、ただ本ポジションを守るだけではなく、各選手が複数のポジションでノックを受けていた。

 例えば、三塁手の横尾俊建選手(慶應義塾大)がファーストでもノックを受け、さらに外野手の畔上 翔選手(法政大)も、内野でノックを受けるなど、多くの選手が通常のポジションからシャッフルされても、しっかり守れることをアピール。
 というのも、今大会のベンチ入りは僅か22人。入れ替えが難しく、そして限られたメンバーの中で勝負しなければならない。そのため、緊急時に守れるポジションが多い選手は、チームにとっても大きな戦力となるのだ。

 この日、普段とは違うポジションでもノックを受けていた選手たちを見て、善波監督は、「(前回の松山合宿から)しっかりと練習してきたんだなと感じました」と語ったほど、選手たちはこの3ヶ月間で確実に守備力が上がっていた。
守備練習の後は、3つのグループに分かれて、50メートル走の測定、フリー打撃が行われ、1日目の練習が終了。善波代表監督は、「今日の練習前に、『日本代表にふさわしいプレー、姿勢を求めているよ』と選手たちに話しましたが、その自覚を持って臨んでいるのがよく分かりました」と、選手たちの取り組みを高く評価した。

 18日は、10時から慶應義塾大、14時からJX-ENEOSとオープン戦を行うが、その中で選考選手の見極めのポイントをこう語った。「投手であれば、縦の変化球、空振りを奪える変化球を持ち合わせているか。また、野手は本ポジション以外での適応能力をチェックしていきたいと思います。この2点は、松山合宿の終了後に選手たちには伝えていることなので、どこまでそれが出来るようになっているか、楽しみですね」

 合宿参加選手31名にとっては、18日から始まるオープン戦で、松山合宿からの成長をどれだけ首脳陣へ示すことができるかが、代表選考へのカギとなる。

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