史上初めて、侍ジャパンの高校日本代表（U-18代表）と大学日本代表（ユニバーシアード代表）が戦うドリームマッチが実現する。日本初開催となる『第27回WBSC U-18ワールドカップ』に出場する「侍ジャパン U-18日本代表」に、これ以上ない強化試合が用意された。
悲願の世界一を目指す「侍ジャパンU-18」の壮行試合として、7月にユニバーシアード競技大会（韓国・光州）で戦いを終えたばかりの大学日本代表が、「侍ジャパンU-18」強化のために力を貸す。大学世代には、投手では190センチから最速150キロ超えのサウスポー上原健太（明大）や変化球のキレが抜群の今永昇太（駒大）、打者では東京六大学通算100安打を誇る高山俊（明大）、長打力が魅力の谷田成吾（慶大）と逸材が揃い、「侍ジャパンU-18」にとって「仮想強豪国」という点では、重要な実戦経験を積む場となる。その大学代表に挑戦する高校世代にも、高橋純平（県岐阜商）や吉田凌（東海大相模）など全国に注目選手も多数おり、全国の高校球児から選りすぐられた能力の高い選手が代表入りするため、レベルの高い戦いになることが予想される。
前回の台湾で開催された大会では、松井裕樹（東北楽天）、森友哉（埼玉西武）、安楽智大（東北楽天）ら、後にドラフト1位で指名される逸材らを揃えて初優勝を狙ったが、惜しくも決勝で米国に破れ準優勝に終わった。前回大会も監督をつとめ、今大会の就任が決まった西谷監督（大阪桐蔭高）は、「前回に引き続きＵ－18ワールドカップでの高校日本代表チームの監督を仰せつかったことを大変光栄に存じ、身の引き締まる思いがします。前回大会決勝のアメリカ戦で惜敗した悔しさは忘れておりません。その思いを胸に、今年の高校日本代表チームで悲願の『世界一』を勝ち取りたい一念であります。」と、リベンジに燃えている。
現在、日本、米国、キューバ、台湾、カナダ、韓国、イタリア、メキシコ、オーストラリア、ブラジル、チェコ、南アフリカと世界の12カ国の国と地域が参加することが予定されているが、最終メンバーの発表は、夏の甲子園の期間中となる見込み。「侍ジャパンU-18」の逸材たちが、世界の強豪国を相手にどのような戦いを見せるか注目が集まる。
「侍ジャパン壮行試合 U-18（高校）日本代表 対 大学日本代表」について
| 開催日 | 2015年8月26日（水）18:00予定 |
|---|---|
| 開催場所 | 阪神甲子園球場（雨天時、中止） |
| 対戦カード | 侍ジャパンU-18（高校）日本代表 対 侍ジャパン大学日本代表 |
| 主催 | 公益財団法人日本学生野球協会 株式会社NPBエンタープライズ |
| 主管 | 公益財団法人日本高等学校野球連盟 公益財団法人全日本大学野球連盟 |
第27回 WBSC U-18 ワールドカップについて
| 主催 | 世界野球ソフトボール連盟（WBSC） |
|---|---|
| 主管 | 一般財団法人全日本野球協会（BFJ） 公益財団法人日本高等学校野球連盟 |
| 大会期間 | 8月28日（金）～9月6日（日） |
| 開催地 | 日本（大阪府・兵庫県） |
| 大会会場 | 阪神甲子園球場、舞洲ベースボールスタジアム、南港中央野球場、豊中ローズ球場 |
参加12チーム
| 北米 | アメリカ合衆国（2）、カナダ（7） |
|---|---|
| 中米・カリブ | キューバ（3）、メキシコ（12） |
| 南米 | ブラジル（15） |
| アジア | 日本（1）、チャイニーズ・タイペイ（4）、韓国（8） |
| アフリカ | 南アフリカ（29） |
| ヨーロッパ | イタリア（11）、チェコ（20） |
| オセアニア | オーストラリア（14） |
※カッコ内数字はWBSC世界野球ランキング（3月20日時点）
侍ジャパンU-18日本代表監督について（西谷 浩一氏プロフィール）
主な球歴
報徳学園高等学校～関西大学
大阪桐蔭高等学校 硬式野球部監督（選手権3回・選抜1回 優勝）
2013年 第26回IBAF 18Uワールドカップ代表監督（準優勝）
コメント
前回に引き続きＵ－18ワールドカップでの高校日本代表チームの監督を仰せつかったことを大変光栄に存じ、身の引き締まる思いがします。前回大会決勝のアメリカ戦で惜敗した悔しさは忘れておりません。
その思いを胸に、今年の高校日本代表チームで悲願の『世界一』を勝ち取りたい一念であります。
初の日本開催でありますので、たくさんの方々に良いご報告が出来ますよう、選手とともに戦い抜く所存であります。
ご声援の程よろしくお願い申し上げます。
