7月13日、「第29回 ハーレムベースボールウィーク2018」がオランダ・北ホラント州ハールレムのピム・ムリエル・スタジアムで開幕した。初戦、イタリアと対戦した侍ジャパン大学代表は、延長タイブレークを制し1対0で勝利。12大会ぶりの優勝へ向け、白星スタートを切った。
7月3日~10日に開催された「第42回 日米大学野球選手権大会」にて、惜しくも優勝を逃した侍ジャパン大学代表。そのメンバーで挑む今大会も先日と同様、投手力の高さが光った。
開幕戦の先発は森下暢仁(明治大)。初回を三者凡退に抑えると、その後もテンポ良くアウトを重ね、7回を投げ2安打無失点の好投をみせる。8回からマウンドにあがった清水昇(國學院大)は安打と四球で得点圏に走者を進めるが、3番手の伊藤大海(苫小牧駒澤大)がこのピンチをしっかり抑え、イタリアに得点を許さない。
ところが、打線はイタリア先発LUGOを捉えきれず、5回までに9三振を喫し無得点。代わったBASSANIも攻略できず、9回まで両チームともスコアボードに「0」を並べた。
0対0のまま試合は無死1、2塁から始まる延長タイブレークへ。10回表、5番GARBELLAが三塁への内野安打で出塁し、伊藤大海は無死満塁のピンチを迎える。しかし続く打者を、空振り三振、ライトフライ、空振り三振に抑え、無失点で切り抜けた。
10回裏、侍ジャパン大学代表は佐藤輝明(近畿大)のゴロで2、3塁とし、日米大学野球選手権の第5戦でサヨナラ犠牲フライを放った海野隆司(東海大)に打席がまわる。ここで海野はきっちり三塁へ転がし、サヨナラ勝利。1点をもぎとり、両チーム譲らない試合展開を制した。
投手戦を制し開幕戦を白星発進の侍ジャパン大学代表。次戦は日本時間14日(土)18時より、チャイニーズ・タイペイと対戦する。
第29回 ハーレムベースボールウィーク
大会期間
2018年7月13日~7月22日
7月13日(金)21:00 日本 1 - 0 イタリア
7月14日(土)18:00 チャイニーズ・タイペイ 0 - 1 日本
7月16日(月)2:00 キューバ 1 - 7 日本
7月17日(火)2:00 日本 6 - 1 ドイツ
7月19日(木)2:00 オランダ 3 - 5 日本
7月20日(金)22:00 日本 8 - 1 チャイニーズ・タイペイ
7月22日(日)21:00 日本 5 - 0 チャイニーズ・タイペイ
※開始時刻は日本時間(オランダ:時差-7時間)
開催地
オランダ(ハーレム)
出場する国と地域
日本、キューバ、チャイニーズ・タイペイ、オランダ、イタリア、ドイツ