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試合レポート

小島大河の4安打3打点の活躍や篠木健太郎の好救援などでアメリカを下し快勝発進

2024年7月14日

 7月13日、「第31回 ハーレムベースボールウィーク」(オランダ・ハーレムで7月19日まで)のオープニングラウンド2日目がピム・ムリエルスタジアムで行われた。前日のチャイニーズ・タイペイ戦が雨天延期となった侍ジャパン大学代表は初戦で、NJCAA(全米短期大学体育協会)の選抜選手で構成されたアメリカに対し、9対5で勝利を収めた。

 雨の影響により、前に行われた第1試合の開始が遅れ、シートノックが行われず約50分の遅れで始まった試合。また、気温15度前後の寒さもあったが、堀井哲也監督が「良い試合ができました」と振り返ったように高い集中力で快勝した。

 この日の先発バッテリーは髙須大雅と小島大河の明治大の3年生バッテリー。初回の攻撃を三者凡退で終わるも、その裏を髙須が1安打を許しながらも無失点に抑えると、2回表に打線が繋がる。
 先頭の4番・立石正広(創価大)が痛烈な当たりのレフト前安打を放ち、1死後に吉納翼(早稲田大)がライトへの二塁打でチャンスを広げると、小島がセンター前安打を放って立石と吉納が生還。2点の先制に成功した。
 3回には飯山志夢(立正大)と西川史礁(青山学院大)の連打、渡部聖弥(大阪商業大)の死球で無死満塁のチャンスを作る。ここで立石は空振り三振に終わったものの、柳舘憲吾(國學院大)と吉納の連打や小島の3打点目となるレフトへの二塁打などで、この回5点を挙げた。さらに4回には、西川のセンター前安打や相手の連続四球で満塁のチャンスを作り、吉納の内野ゴロの間に西川が生還。8点のリードを奪った。
 チーム開幕戦のマウンドを任された髙須は毎回走者を出す苦しい投球ながら、4回の暴投と犠牲フライによる2失点のみに抑えて4回でマウンドを降りた。

 だが5回以降、アメリカ2番手の長身左腕のリアム・ワットからなかなか追加点を奪えずにいると、2番手の外丸東眞(慶應義塾大)が6回に5安打を浴びて3失点。得点差を3点に縮められた。なおもピンチが続いたが、篠木健太郎(法政大)が登板。先頭に四球こそ出したものの、空振り三振に抑えてピンチを脱出した。
 さらに7回も篠木が1死から1安打こそ許すが続く打者を併殺に打ち取ると、直後の8回に渡部が逆方向のライト頭上を越える二塁打を放ってダメ押し。リードを4点に広げると、8回と9回は捕手の小島が「篠木さんのストレートが強いので、それを生かそうと思いました」というストレートを軸にした投球で篠木がアウトを重ねて試合終了。難しいコンディション調整を強いられた試合だったが、幸先の良いスタートを切った。

 オープニングラウンド第2戦は日本時間15日午前2時半から、昨年の欧州選手権優勝のスペインと対戦する。

監督・選手コメント

堀井哲也監督

「要らない点を与えましたし、細かいところはまだまだ成熟させていきたいですが、プラハからの流れで良い試合ができました。小島はバットが振れていましたね。篠木はまさに4年生らしい投球。力勝負もできて制球も良かったと思います。スペインをはじめ欧州はアメリカの野球に近いスタイルなので、振りの強い打者や(日本人にはない)特徴を持った投手に対して、今日のような野球をしていきたいです」

小島大河(明治大)

「(プラハでは出場機会が少なかったが)久しぶりのスタメンで緊張しましたが、初回を無失点で抑えることができて良い流れができました。国際大会は初見の投手が相手なので、積極的に振ってタイミングを合わせるようにしています。今後も一戦一戦大切に戦っていきます」

篠木健太郎(法政大)

「ピンチの場面での登板でしたが、プラハでもこのような場面を経験していたので、同じイメージでブルペンから肩を作っていました。先発の時は自分が流れを作っていきますが、中継ぎの時は雰囲気を掴んでから試合に入るようにしています。今後も与えられた役割でチームのために投げていきたいです」

渡部聖弥(大阪商業大)

「(ダメ押し打について)今日はボールがすごく見えていて、1打席目から良い当たりは出ていたのですが安打は出ていない状況でした。でも最後は流れが相手に行きそうな場面で逆方向に長打が打てたので、試合展開的にも内容的にも良かったですね。オランダは結構寒いですが、暑いよりはやりやすいですね。今後は僅差の展開でも自分の一打でチームに貢献できればと思います」

第31回 ハーレムベースボールウィーク

大会概要 出場選手

大会期間

2024年7月12日~7月19日

オープニングラウンド
2024年7月12日(金)22:30 チャイニーズ・タイペイ(雨天順延)日本
2024年7月13日(土)23:15 アメリカ 5 - 9 日本
2024年7月15日(月)2:30 日本 5 - 4 スペイン
2024年7月15日(月)18:30 チャイニーズ・タイペイ 0 - 2 日本
2024年7月16日(火)22:30 イタリア 2 - 8 日本
2024年7月18日(木)2:30 日本 5 - 1 オランダ
※開始時刻は日本時間(オランダ:時差-7時間)

準決勝
2024年7月18日(木)22:30 日本 8 - 0 チャイニーズ・タイペイ
2024年7月19日(金)2:30 オランダ 1 - 2 アメリカ
※開始時刻は日本時間(オランダ:時差-7時間)

決勝
2024年7月20日(土)2:30 日本 10 - 4 アメリカ
※開始時刻は日本時間(オランダ:時差-7時間)

開催地

オランダ(ハーレム)

出場する国と地域

日本、アメリカ、チャイニーズ・タイペイ、オランダ、イタリア、スペイン

第43回 プラハベースボールウィーク

大会概要 出場選手

大会期間

2024年7月6日~7月9日

グループA
2024年7月6日(土)21:30 ドイツ 3 - 7 日本
2024年7月7日(日)21:30 日本 3 - 2 チャイニーズ・タイペイ
2024年7月9日(火)2:00 日本 9 - 3 チェコ
※開始時刻は日本時間(チェコ:時差-7時間)

決勝
2024年7月10日(水)2:00 日本 5 - 3 チャイニーズ・タイペイ
※開始時刻は日本時間(チェコ:時差-7時間)

開催地

チェコ(プラハ)

出場する国と地域

グループA
日本、チャイニーズ・タイペイ、チェコ、ドイツ
グループB
オーストリア、ギリシャ、ハンガリー、スロバキア、リトアニア

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