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インタビュー

侍ジャパンインタビューVol.5
鹿取義隆15U代表監督インタビュー

2014年7月26日

侍ジャパンインタビューVol.5 鹿取義隆15U代表監督インタビュー

7月31日~8月10日(現地時間)にメキシコにて開催される『第2回 IBAF 15U ベースボールワールドカップ』で、侍ジャパン15U代表監督としてチームを率いる鹿取義隆監督に、就任にあたっての思いや、大会に向けての意気込みを伺いました。

鹿取義隆監督

――強化合宿初日を終えて、選手たちの様子はいかがでしたか?

みんな代表に選ばれたという自覚がみえて、今日までしっかり練習をやってきたなという動きでしたね。今回は、ピッチャーが20名中15人いるので、全員が投げて守って試合に出て、戦っていきたいと考えています。

――鹿取監督自身は、中学生世代で代表監督を務めるのは、「15U アジアチャレンジマッチ」に続き今回が2度目ですが、15Uとしてのワールドカップ出場は、日本にとっても初めてとなります。改めて、15Uの監督に就任した思いを聞かせてください。

私自身の経験で、生かせることがあれば、どんどんチーム作りに生かしていきたいと思っています。ただ、選手たちにとっては、まだここは通過点です。このあとも、18U、21Uなど、もっと“上”があります。その時に今回の経験を生かせるようになってほしいと思うんです。
この経験をどれだけ次のステージで生かせるかどうか。チームの仲間たちに、自分の経験を伝えて横に広げていけるかが大事だと考えています。
だから、私もそんな選手に彼らがなれるように、自分の経験を生かした指導をしていきたいですね。

鹿取義隆監督

――この15Uの選手たちは、今後のWBCや野球が復活すれば五輪などでも活躍する世界が広がっていく可能性のある世代ですね。今大会に出場した選手たちが、日本野球の柱となって、育っていってくれることは楽しみでもありますね。

とても楽しみですね。この場が、今後自分が育っていく『原点』だと思ってやってもらえれば、選手たちはさらに伸びていくんじゃないかなと思います。
このあと、高校に入学しても、日本代表のプレーヤーとしての自覚をもって野球を続けていってもらいたいですし、そういうマインドを大会を通じて、植え付けていってもらえたら嬉しいですね。

――では、国際大会で勝ち上がるために、鹿取監督が考える日本にとって大切なものとは、どんなことでしょうか?

例えば中南米の野球と比べても、選手一人ひとりの体型やスピードなんか、全然違うわけです。それでも野球っていうのは、個ではなく、団体スポーツなので、みんなでまとまっていけば、すごく大きなものを動かすことができる。そこで勝てるスポーツなんです。
だから、そういった部分は発揮していきたいですし、何より選手たちに、『国によって野球は違うんだ』っていうことを経験として分かってほしいという思いはありますね。
勝って喜んで、負けて悔しがって、最終的にいいチームになっていきたいです。

――すでに、各国ごとの戦術というのは、考えられたりしているのでしょうか?

それは、向こうに行ってからです。ケースバイケースで、やれることをやるだけ。そのための準備を選手たちもしてきていますし、私たちもこの強化合宿で、選手たちの特徴やクセを見極めて、試合に臨んでいきたいですね。
とにかくチーム全員で、全試合を乗り越えていきたい。そんな思いを持っています。

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