国内の中学硬式野球5リーグに所属する約1500チーム、36000名の選手たちの中から、選出された15歳以下の20名のプレーヤーたちで構成された侍ジャパン15U。
今回、7月31日~8月10日にメキシコにて開催される『第2回 IBAF 15U ベースボールワールドカップ』に向けた記者会見が、25日野球殿堂博物館にて開かれました。
この日の会見には、チームを率いる鹿取義隆監督。また、団長の崎坂徳明氏(日本野球連盟)の他、選手を代表して3名のメンバーが参加しました。
鹿取監督は大会に向けて、
「このワールドカップへの参加に当たって、選手たちには、世界の野球を見て、自分たちに足らないところや、足りているところはどこなのかを吸収していってほしいです。体の大きさや、球の勢い、野球に対する取り組みは国によって違いますが、国際試合での経験がこのあとも生きてくると思って、いろんなことを感じ取ってもらいたいです。また、国内試合は7イニングですが、国際試合では9イニングなので、ピッチャーの消耗を一番心配しています。それでも、今回集まったメンバーは、ポジションは分けていますが、誰でも投げられるので、みんなで戦っていこうと話しました。
どの世代の侍ジャパンも世界一になるんだという目標はしっかりと持って、いい結果を残して頑張っていきたいです」
と語りました。
団長の崎坂氏も、
「それぞれのカテゴリーで、全力でプレーすることが世界への野球の普及にもつながっていくと思います。今回は鹿取監督のもと20名で優勝を狙っていきます!」と熱いエールを送りました。
代表チームは、26日から3日間、千葉県成田市で強化合宿を行い、28日午後にメキシコに出発します。
初戦は、現地時間7月31日(木)16:00から南アフリカと対戦。その後、1次予選5試合を戦ったのち、2次予選では、3グループに分かれて4試合を戦っていきます。決勝は、現地時間8月10日18:00開始となります。
世界の頂点を目指して、今回の会見参加メンバーたちの大会への抱負を紹介します。
多田祐大(本庄ボーイズ)
頭で考えて、相手の先をいくプレーをしてチームの勝利に貢献したいです。
自分たちの勝利から日本の全世代の勢いを作っていければと思います。
大和田聖人(町田リトルシニア)
初めてジャパンのユニフォームに袖を通して、日の丸を背負えて嬉しかったです。試合では、しっかりゴロをさばいてチームに貢献できるように頑張りたいです。
齋藤健成(横浜泉中央ボーイズ)
U15を目標にやってきたので、選ばれた時はとても嬉しかったです。日の丸を背負うことはすごいことなので、それを誇りに思ってやっていきたいです。