侍ジャパン15U代表は8月4日、第2回IBAF 15Uワールドカップの1次ラウンド最終戦を行い、パナマに1-6で敗れました。
戦評
8月4日(現地時間)、メキシコで開催されている15Uワールドカップで、15Uの日本代表は、テオドロ マリスカル球場でパナマ代表と対戦した。
日本代表は竹内奎人(伊東リトルシニア)、パナマはバルガスが先発した。序盤は、両投手が相手打線を抑える静かな展開で試合が進む。
先にチャンスを作ったのは日本。3回、竹内がライトへのヒットで出ると、近本攻生(生光学園中学)の犠打と齊藤健成(横浜泉中央ボーイズ)の内野ゴロで三塁に進むも、あと一本が出ず無得点。
好投を続けていた竹内だったが、6回にパナマ打線に捉まる。一死から、アヤマ、A・ロドリゲスに連打を許し、一死一、二塁。その後、フィールダースチョイスなどで、二死一、三塁のピンチを迎える。ここでペレスの打球は、ショートへの内野安打となり、パナマに先制を許す。さらにゴンザレスのセンター前ヒットで2点目を奪われる。ここで竹内から変わった大和田聖人(町田リトルシニア)が後続を三振に打ち取り、踏ん張る。
その裏の6回、日本は、一死一、三塁のチャンスを作るも、連続三振に取られ、好機を生かせない。
試合も終盤の8回、四球を選んだ大和田の代走として村田和也(京都嵐山ボーイズ)が一塁に出塁し、村田は盗塁を敢行。これがショートのエラーを誘い、そのまま三塁に進塁。続く齋藤のファールフライが犠牲フライとなり、日本は、ようやく1点を返した。
しかし、9回、パナマは連打と四球で、ダメ押しの4点を追加。日本は、その裏の攻撃で岩本久重(大津北リトルシニア)が二塁打を放ち、反撃に出るが、後続が続かず試合終了。
試合後、鹿取監督は、「決勝リーグに残れなかったが、この経験は今後の野球人生で必ず糧になるはずです」と語った。
パナマに敗れた日本は、2次リーグではドイツ、イタリア、ブラジル、アルゼンチン、オーストラリアで構成されるグループEとなり、すでに対戦済みのドイツを除いた4チームと対戦。7~12位の順位決定戦に回る。
日本は、決勝トーナメント進出はならず、残すところ4試合。
次戦は、8月6日、クリアカンにてグループEでの初戦が行われる。