第2回IBAF 15Uワールドカップに出場している侍ジャパン15U代表は8月7日、2次ラウンド2試合目でアルゼンチンに勝利しました。
戦評
2次リーグに入り好調をキープしている日本代表は、8月7日(現地時間)、アルゼンチンと対戦。持ち前の機動力と打線のつながりで、連日のコールド勝ちを決めた。
1回、日本代表は、1番打者の村田和也(京都嵐山ボーイズ)が、三塁へのセーフティバントで出塁し、盗塁と相手のエラーで三塁まで進むと、増田 珠(長崎リトルシニア)が左中間へのタイムリーを放ち、1点を先制。
3回にも、鏑木風雅(前橋桜ボーイズ)が四球と盗塁で二塁へ。村田の内野ゴロの間に、鏑木は三塁へ進みチャンスを広げると、続く、大曽根伸哉(取手ファイトクラブ)の一塁線を破る二塁打と増田のタイムリーで2点を追加した。
5回は、二死から攻撃を仕掛け、岩本久重(大津北リトルシニア)が四球と盗塁で二塁へ進塁。加藤大貴(海山リトルシニア)のセンター前ヒットで、岩本がホームへ生還。さらに津原瑠斗(長崎海星リトルシニア)のタイムリー二塁打でさらに1点を追加した。
そして、6回も二死から四球で出た村田が、盗塁と相手のパスボールで三塁へ進み、西浦颯大(熊本北リトルシニア)の内野ゴロが相手のエラーを誘い、村田がホームを踏む。一塁に残った西浦は、立て続けに盗塁を決めて三塁へ。その直後に相手のミスが出て、その間に西浦は生還。さらに日本代表の攻撃は続き、増田がレフトへのヒット、岩本が三塁打、加藤が四球、津原が二塁打など、3本のヒットに、6盗塁、相手守備の3失策も絡めて計6点を、この回に挙げた。
先発した多田祐大(本庄ボーイズ)は6回を1安打、9奪三振と好投し、後を受けた上中尾真季(オールスター福井)も2三振を奪って、7回コールド勝ちで試合を締めくくった。
試合後、鹿取義隆監督は、「今日は長打も多く、投手陣もしっかり抑えてくれました」とコメント。
また、先発の多田は、「緩急をつけたピッチングで、全力で投げた結果が出てよかったです」と語った。
これで、日本は2次リーグで3戦全勝(1次ラウンドで対戦したドイツ戦の1勝含む)をマーク。残すカードは、ブラジル戦とイタリア戦となり、次戦は、8月8日午後8時(現地時間)から、ブラジルと対戦する。