第2回IBAF 15Uベースボールワールドカップに出場している侍ジャパン15U代表は、8月8日、2次ラウンド3試合目でブラジルに勝利しました。
戦評
1回、日本代表は、一死から大曽根伸哉(取手ファイトクラブ)が死球と相手のワイルドピッチで二塁に進み、西浦颯大(熊本北リトルシニア)もレフトへのヒットと盗塁で、一死二、三塁の好機を作る。続く増田 珠(長崎リトルシニア)の当たりはショートへの内野安打となり、まず大曽根が先制のホームを踏んだ。ショートの送球が逸れた隙に、西浦も生還し、日本がまず2点をリードした。
2回にも、加藤大貴(海山リトルシニア)が四球を選び、村田がレフト線を破るヒットを放ち、千綿の内野ゴロが、相手の三塁への悪送球を誘い、加藤がホームに還る。続くチャンスに、大曽根がレフト線への二塁打を放ち、日本が4対0とリードを広げる。
さらに5回、大曽根の安打と西浦の四球で、無死一、二塁の場面を作り、増田が右中間へ二塁打を放つと、大曽根と西浦が一気に生還。日本はこの回も2点を追加。
投げても、先発の千綿がブラジル打線を5回、散発5安打に抑えると、平島 廉(高田ファイターズ)、大和田聖人(町田リトルシニア)とつないで、ブラジルをシャットアウトして、試合を締めくくった。試合は、6対0で日本がブラジルに勝利。
抑えでマウンドに上がった大和田は、試合後、「変化球を低めに集めて、ストレートで三振をとれるように工夫した投球の結果が出てよかった」と語った。
2次リーグでここまで全勝をあげている日本は、8月9日16時(現地時間)から、最終戦をイタリアと戦う。