10月21日、台湾で11月7日から初開催される21U(21歳以下)ワールドカップに出場する代表選手18名が発表された(10月中に、追加で6名を発表予定)。
今回は、プロアマ混成でチームが構成された。選出された主な選手は今季8勝を挙げた上沢直之選手(北海道日本ハムファイターズ)、高卒2年目ながら、36試合出場で、打率.344を記録した鈴木誠也選手(広島東洋カープ)。アマチュアからは高卒1年目ながら主力投手として活躍する山岡泰輔選手(東京ガス)、ドラフト候補に挙がる野村亮介選手(三菱日立パワーシステムズ横浜)や、横山雄哉選手(新日鐵住金鹿島)の3名が選出された。
今大会、監督に就任した阪神の二軍監督を務める平田勝男代表監督は会見場で、「初めてジャパン(代表)のユニフォームに身を包み、重責を感じています。第1回大会となる21Uワールドカップでは、しっかりと優勝を狙っていきます。初めての大会で他国チームのレベルは、まだ分かりませんが、これからの野球界を背負って立つと考える選手たちを選出したので、そのプレッシャーを跳ね返して欲しいです」と思いを述べた。
また今季二軍で、チーム最多の102試合に出場し、来季以降の飛躍を期待される北條史也選手(阪神タイガース)は、 「21U代表として日の丸をつけて戦うこととなり、気持ちが昂っています。大会では、結果に拘り、優勝を狙いたいです。すごい選手が多く出場するので自分なりに研究・観察し、いいところを学び吸収したいと思います」と大会への意気込みを語った。
そして、今シーズンは、二軍で94試合に出場し、打率.374を記録。さらに、一軍11試合に出場し、今季プロ初安打を達成。俊足巧打の内野手として注目される牧原大成選手(福岡ソフトバンク)は、 「野球人生で初めて代表に選出されて光栄に思います。侍ジャパンのユニフォームにプレッシャーを感じることもあるかもしれませんが、いろいろな重圧をリラックスして楽しんで、また他の選手のプレーを見て学び、吸収したいです」と日本代表に選出されたことに喜びの言葉を残した。
11月7日から台湾で開幕する第1回IBAF 21Uワールドカップに向けて、21U代表チームは、10月30日から国内合宿を行う。11月3日・4日には、ジャイアンツ球場で、読売ジャイアンツのファームと対戦予定だ。大会での優勝に向けて、残り2週間でしっかりと調整を進めていくつもりだ。
第1回IBAF 21Uワールドカップ 開催概要
主催
国際野球連盟(IBAF)
大会期間
11月7日(金)~11月16日(日)
開催地
台湾・台中
参加国
グループA:
チャイニーズ・タイペイ、チェコ、イタリア、韓国、メキシコ、ニュージーランド
グループB:
日本、オーストラリア、オランダ、ニカラグア、ベネズエラ
侍ジャパン21U試合日程
11月7日(金)13:30 日本 - オーストラリア
11月8日(土)19:30 日本 - ベネズエラ
11月9日(日)13:30 日本 - オランダ
11月11日(火)13:30 日本 - ニカラグア
11月13日(木)~11月15日(土) 上位3チームがグループA上位3チームと総当たり戦
11月16日(日) 決勝及び順位決定戦(②の1位-2位、3位-4位、5位-6位)
※時間は日本時間
選手数
侍ジャパン21U代表 選手24名
対象選手
1993年以降に生まれた選手
※1991年、92年生まれの選手を対象としたオーバーエイジ枠が登録6名、同時出場3名まで認められます。