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試合レポート

12安打15得点の猛攻で韓国を破る 侍ジャパン開幕3連勝

2016年7月31日

 7月31日、15歳以下の野球世界一を決める「第3回WBSC U-15 ベースボール ワールドカップ2016 in いわき」の第3戦がいわきグリーンスタジアムで行われ、侍ジャパンU-15代表が15-4で韓国を破り開幕3連勝を飾った。

中軸の活躍続き7回コールド勝ち

 初回から侍ジャパンU-15代表が、韓国投手陣に猛攻を仕掛けた。2四球で出た走者を、4番・嘉手苅将太内野手(姫路アイアンズ)が左中間を破る二塁打で返し2点を先制すると、続く小山翔暉内野手(愛知木曽川リトルシニア)もタイムリーを放つなど初回に4点を先制する。
 直後の3点を返された2回裏には、3連打で作ったチャンスで稲生賢二外野手(東海ボーイズ)が一塁線を破る走者一掃の三塁打を放つと、さらに嘉手苅がセンター前にタイムリーを放ち、2回にも4点を奪う猛攻で韓国の勢いを止めた。
 さらに4回には野口海音捕手(松原ボーイズ)の2点タイムリー、6回には相手失策と押し出し、この日1番に起用された宮城大弥外野手(宜野湾ポニーズ)のタイムリーなどでダメ押しとなる4点を奪った。

 投手陣も先発の櫻井佑輝投手(忠岡ボーイズ)が制球を乱し2回途中で降板したものの、リリーフした2番手の北田雅也投手(SASUKE名古屋ヤング)が安定した投球で4回3分の1を1失点で抑える好投を見せた。そして最後は辻憲伸投手(桑員ボーイズ)が1イニングをきっちり締め、侍ジャパンU-15代表が15-4で7回コールド勝ちを収めた。

 第4戦は8月1日に18時からいわきグリーンスタジアムで行われる予定で、チェコと対戦する。侍ジャパンU-15代表の先発投手には、地元から選出された黒須大誠投手(いわきボーイズ)の起用となる見込みだ。

コメント

侍ジャパンU-15代表・鹿取義隆監督

「嘉手苅はずっと安定感があって上手くなっていっていますね。追い込まれたら逆方向に打つ意識を徹底していますし、球の見極めもできています。(2回表のピンチは)同点まで覚悟しましたが、北田がよく投げてくれました」

侍ジャパンU-15代表・嘉手苅将太内野手(姫路アイアンズ)

「普段から行っている“アウトコースは踏み込んで、インコースは体の回転で打つ”ということができ、センター方向を中心に打てています。持ち味のフルスイングとバットコントロールを生かして、今後もチームに貢献していきたいです」

侍ジャパンU-15代表・北田雅也投手(SASUKE名古屋ヤング)

「(2回2死満塁での登板だったが)流れが韓国に行きそうだったので、無失点で切り抜けようと思いマウンドに上がりました。遅いカーブやスライダーを使ってストレートを速く見せるという持ち味を発揮することができました」

第3回WBSC U-15ベースボールワールドカップ2016 in いわき

大会概要 出場選手一覧
大会日程(WBSC公式サイト)

大会期間

オープニングラウンド
7月29日(金) オーストラリア 0 - 13 日本
7月30日(土) 日本 4 - 0 キューバ
7月31日(日) 日本 15 - 4 韓国
8月 1日(月) チェコ 0 - 15 日本
8月 2日(火) 日本 10 - 6 コロンビア
スーパーラウンド
8月4日(木) 日本 8 - 0 ベネズエラ
8月5日(金) 日本 2 - 5 アメリカ
8月6日(土) 日本 2 - 1 パナマ
決勝
8月7日(日)14:30 日本 4 - 9 キューバ

会場

いわきグリーンスタジアム
南部スタジアム
平野球場

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