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試合レポート

金子永の先制打や川島新大の完全投球などでフィリピンに競り勝ち好発進

2019年8月19日

 8月19日、第10回 BFA U15アジア選手権(25日まで/中国・広東省深圳市)が開幕。侍ジャパンU-15代表は開会式に参加した後のオープニングラウンド第1戦でフィリピンと対戦し、3対0の5回降雨コールド勝ちで好発進した。

 開幕戦の先発を任されたのは右腕・川島新大(草加市立川柳中)。スリークォーターから独特の球筋でキレの良いストレートなどを制球良く投げ込み、5回を投げて1人の走者も許さず6三振を奪う完璧な投球を見せた。

 一方、打線はフィリピンの先発左腕・J.DELA CRUZのストライクゾーンを広く使った投球の前に2回まで5三振を喫する苦しい立ち上がりとなった。だが、3回1死から田栗慶太郎(佐世保市立日野中)がレフト前安打で出塁すると、上加世田頼希(門真ビックドリームス)が四球を選びチャンスが拡大。すると続く金子永(立教新座中)がセンターオーバーの二塁打を放ち先制に成功。さらに渡辺優斗(門真ビックドリームス)のショートゴロの間に2点目を追加した。
 5回には上加世田のセンターオーバーの二塁打と金子のショート後方にポトリと落ちるタイムリーでダメ押し。この後、雷を伴う大雨が降り続いたため試合は降雨コールドが成立した。

 20日は、昨年のU-15W杯で3位に入るなど身体能力の高い好素材が揃うチャイニーズ・タイペイと日本時間19時30分から対戦する予定となっている。

監督・選手コメント

松下幸政監督

「川島は確実にストライクが取れる投手なので開幕投手に起用しました。期待通りの投球をしてくれました。打てない中でどう打開するかは合宿からやってきたことなので、チャンスが来たら一気に行こうと伝えていました。チャイニーズ・タイペイ戦も守備からリズム良く攻撃へ繋いでいきたいです」

金子永(立教新座中)

「先制点が欲しかったので、まずは外野に飛ばそうと打席に入りました。最初は犠牲フライかなと思ったのですが、打球が伸びてくれました。指名打者は初めてですが、ベンチで体を動かすなどして準備しています。まだ1試合終わっただけです。全部勝って優勝できるように、これからも打っていきたいです」

川島新大(草加市立川柳中)

「少し緊張はしましたが、自信を持って投げることができました。ストレートでしっかりストライクを取れて、スライダーとカーブでも緩急を使うことができました。ピンチでもしっかり抑えてチームに勢いをつける投球をしていきたいです」

第10回 BFA U15アジア選手権

大会概要 出場選手

大会期間

2019年8月19日~8月25日

オープニングラウンド
8月19日(月)17:00 日本 3 - 0 フィリピン
8月20日(火)19:30 日本 1 - 0 チャイニーズ・タイペイ
8月21日(水)11:00 香港 0 - 16 日本
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)

スーパーラウンド

8月23日(金)19:30 日本 1 - 0 韓国
8月24日(土)11:00 日本 10 - 0 中国
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)

3位決定戦
2019年8月25日 11:00 韓国 7 - 2 中国
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)

決勝
2019年8月25日 19:00 日本 - チャイニーズ・タイペイ (雨天中止)
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)

開催地

中国 広東省深圳市

出場国

グループA
中国、韓国、インドネシア、パキスタン

グループB
チャイニーズ・タイペイ、香港、日本、フィリピン

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