MLBオールスターチーム

アダム・ジョーンズ
- 生年月日
- 1985年8月1日生
- 投打
- 右投右打
- ポジション
- 外野手
経歴
シアトル・マリナーズ(2006-2007)
ボルチモア・オリオールズ(2008-)
ゴールドグラブ賞を3回(2009,2012,2013)受賞。
2013年シルバースラッガー賞受賞。
オールスター戦4回(2009,2012-2014)出場。
2013年WBCアメリカ代表。
打率 | 試合数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2014成績 | .286 | 145 | 168 | 25 | 85 | 7 |
通算 | .280 | 1091 | 1156 | 165 | 566 | 81 |
成績は2014年9月10日現在
侍ジャパンを迎え撃つ男たち
アダム・ジョーンズ~まばたき厳禁の規格外男
「家に帰って、オレがタナカとの対戦を振り返ると思うのかい?タナカと対戦したぜ、ってパーティーでも開くと思うかい?ただ、また新しい先発投手が来ただけのことさ。オレにとって、特別なことは何一つないさ」
日本のファンには田中将大との初対戦後、この発言で物議を醸したのが、ボルチモア・オリオールズのアダム・ジョーンズだ。
ジョーンズは2003年にマリナーズからドラフト1位指名を受けた逸材。マイナーではショートのポジションで順調に階段を駆け上がってきが、マリナーズがキューバから亡命したユニエスキー・ベタンコートをショートとして獲得したため、ジョーンズは06年から外野手に転向、7月には念願のメジャー初昇格を果たした。
転機が訪れたには07年シーズンオフ。ジョーンズはエリック・ベダードとの交換要員として5対1の複数トレードの一人として、オリオールズのユニフォームを着ることになった。翌08年からメジャーに定着し、走攻守に渡って大器の片りんを見せつけた。09年は開幕から好調を維持し、初のオールスター出場とゴールデングラブ賞を獲得。それ以降、打線の中軸に見合う働きぶりで、安打数、打点、本塁打数を積み重ねている。
もはやオリオールズにとって、ジョーンズは欠かせない存在となった。12年のシーズン途中の5月に、6年総額8550万ドルで契約延長を決定。ジョーンズは第3回ワールド・ベースボール・クラシックのアメリカ代表にも選出された。
ジョーンズは自分に対して絶対的な自信を持っている。そして、それを支えるための努力を決して怠らない男だ。
四球率2.8%はア・リーグ最下位と数字が示す通り、とにかく打つ気満々の打撃は逆に見ていて気持ちがいい。バットにボールが当たった瞬間の打球音と、ピンポン玉のようにスタンドに消える打球のスピードは、まさにまばたき厳禁。さらに、ディフェンスはフィールドが狭く感じるほどの守備範囲で、しかも強肩の持ち主。日本でもファンのド肝を抜くプレーが見られるに違いない。
これから円熟期を迎えるジョーンズ。日米野球で躍動感あふれる背番号「10」の規格外のプレーを目に焼き付けて欲しい。