侍ジャパン女子代表は8月29日(日本時間30日)、第8回 WBSC 女子野球ワールドカップ(米国フロリダ)のスーパーラウンド第2戦で世界ランク6位のチャイニーズ・タイペイを2—1で下した。
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スーパーラウンド3戦全勝同士の戦い。日本が苦戦を強いられながらも、逆転勝ちで決勝進出を決めた。
1回裏2死二、三塁の先制機を逃すと、直後にピンチを迎えた。先発した清水美佑投手(アサヒトラスト)が2回表1死二塁とされ、チャイニーズ・タイペイの6番打者に先制の右越え適時三塁打を許した。
なおも1死三塁のピンチ。ここで船越千紘捕手(平成国際大)の観察眼が光った。1ストライクの後の2球目。「バッターがランナーを見たので何かあるかなと思って」とスクイズを見事に外し、最小失点で切り抜けた。
3回表2死満塁のピンチも無失点に抑えると、その裏に今度は絶好機が巡ってきた。2者連続四死球の後、3番の三浦伊織外野手(京都フローラ)が犠打で送る。2死後に船越がフルカウントから直球を中前に弾き返して逆転。船越は苦戦した25日のキューバ戦でも勝ち越し打を放っており、守備だけではなく、打席での勝負強さも光った。
守っては4回無死一塁で左腕の水流麻夏投手(レイア)がリリーフ。7回1死一塁で雷警報のため、45分間試合が中断するアクシデントにも動じず、最後まで無失点に抑えて逃げ切った。
監督・選手コメント
橘田恵監督
「大変苦しい戦いでした。チャンスはいくつもありましたが、得点の方法の部分で意思疎通できていなかったことが反省です。ヒット以外の視野が狭く、スクイズやエンドランがある場面で早打ちして自分たちの首を締めてしましました。もう少し意思疎通を図らないと、最後の一つを勝てないと思うのでしっかりミーティングします」
船越千紘捕手(平成国際大)
「(逆転打について)初回のチャンスでランナーを返せなかったので、次こそはと思っていました。2−1だったので後半になるほど重圧がありましたが、苦しい展開でも粘れるのが日本の強さ。明日も勝って全勝して決勝を迎えたいです」
水流麻夏投手(レイア)
「初回が始まる前から準備するように言われていたので、肩はできていました。(7回1死一塁の場面で雷警報により45分間中断も)アクシデントはつきもの。体を動かして、いつでも行ける準備はしていました。投げていて楽しかったです」
出口彩香主将(ハナマウイ)
「まずは決勝に進めて良かったです。合宿では成功したプレーが、プレッシャーもあってできないケースもありましたが、絶対に得点がほしい場面は全員で集中し、勝ち切れているのはいいこと。次もいい形で勝ちたいです」
第8回 WBSC 女子野球ワールドカップ
大会期間
2018年8月22日~8月31日
オープニングラウンド
8月22日(水)23:00 日本 8 - 0 ドミニカ共和国
8月23日(木)23:00 香港 0 - 23 日本
8月25日(土)7:00 日本 2 - 1 カナダ
8月26日(日)7:00 キューバ 1 - 4 日本
8月27日(月)7:00 日本 5 - 1 オーストラリア
※開始時刻は日本時間(フロリダ:時差-13時間)
スーパーラウンド
8月29日(水)7:00 日本 3 - 0 アメリカ
8月30日(木)2:00 日本 2 - 1 チャイニーズ・タイペイ
8月30日(木)22:00 日本 10 - 0 ベネズエラ
※開始時刻は日本時間(フロリダ:時差-13時間)
決勝
2018年9月1日(土)7:00 日本 6 - 0 チャイニーズ・タイペイ
※開始時刻は日本時間(フロリダ:時差-13時間)
開催地
アメリカ(フロリダ)
出場する国と地域
グループA
アメリカ、ベネズエラ、チャイニーズ・タイペイ、韓国、オランダ、プエルトリコ
グループB
日本、カナダ、オーストラリア、キューバ、香港、ドミニカ共和国