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試合レポート

堀が6回無失点の好投 完封リレーでチャイニーズ・タイペイに勝利

2019年10月15日

 15日、台湾・斗六野球場にて第29回 BFA アジア選手権のオープニングラウンド第1戦が行われ、日本は地元チャイニーズ・タイペイと対戦。投手陣が好投をみせ2対0で勝利し初戦を白星で飾った。

 台風の影響で大幅に予定が変更され、前日夜に現地入りした侍ジャパン社会人代表。それでも移動の疲れを感じさせない、緊張感のある試合となった。
 初戦の先発を任された堀 誠(NTT東日本)は、140キロ前後の直球に多彩な変化球を織り交ぜ、チャイニーズ・タイペイ打線を圧倒。序盤は得点圏に走者を許さず完璧な投球をみせる。すると打線は3回、エラーと四球で二死1、3塁のチャンスを作ると、4番の佐藤竜彦(Honda)が変化球を三遊間へ弾き返し、先制のタイムリーを放つ。
 さらに5回、先頭の下川知弥(NTT東日本)が左中間へツーベースを放ち、続く小深田大翔(大阪ガス)がヒットで1、3塁とチャンスを広げる。ここで一死から佐藤竜彦が今度はライトへタイムリーを放ち、貴重な追加点を奪った。

 先発の堀は6回に内野安打とバントでピンチを招くも、ファウルフライと空振り三振で切り抜け6回4安打無失点の好投。7回に小島康明(きらやか銀行)、8回は阿部翔太(日本生命)と繋ぎ、9回は佐竹功年(トヨタ自動車)がヒットと四球でピンチを迎えるが、無失点で切り抜け試合終了。完封リレーで初戦を勝利した。

 地元チームへの大声援の中、接戦を制し、好スタートを切った侍ジャパン社会人代表。次戦は16日(水)日本時間19時30分より、台中野球場にて香港と対戦する。

監督・選手コメント

石井章夫監督

「初戦からチャイニーズ・タイペイとの対戦でしたが、投手陣がよく頑張ってくれました。堀投手はストレートのノビと低めへの制球が良かった。よく6回まで投げてくれました。オープニングラウンドでさらにチームを成長させられるように、明日の香港戦も戦っていきたいと思います」

堀 誠(NTT東日本)

「チャイニーズ・タイペイは強いチームなので、低めを意識して捕手の柴原さんにお任せしました。6回に入る前に”1点取られても大丈夫”と声をかけていただいたので、気負わずに投げられました」

佐藤竜彦(Honda)

「(先制の場面は)とにかくランナーを返そうという気持ちで打席に入りました。明日の香港戦もチームの勝利に貢献できるように頑張ります」

第29回 BFA アジア選手権

大会概要 出場選手

大会期間

2019年10月14日~20日

オープニングラウンド
2019年10月15日(火)19:30 チャイニーズ・タイペイ 0 - 2 日本
2019年10月16日(水)19:30 日本 15 - 0 香港
2019年10月17日(木)13:00 日本 15 - 0 スリランカ
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)

スーパーラウンド
2019年10月18日(金)13:00 日本 11 - 1 中国
2019年10月19日(土)13:00 日本 11 - 3 韓国
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)

決勝戦
2019年10月20日(日)19:30 日本 4 - 5 チャイニーズ・タイペイ
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)

開催地

台湾(台中)

出場国

グループA
チャイニーズ・タイペイ、日本、香港、スリランカ

グループB
韓国、中国、フィリピン、パキスタン

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