7月15日、第30回 ハーレムベースボールウィーク2022(オランダ・ハーレム)の3位決定戦が行われた。侍ジャパン大学代表が出場している日本は、同じく大学代表が出場しMLBドラフト上位候補も擁するアメリカと対戦した。
オープニングラウンドを全勝の1位通過を果たしながら、前日の準決勝で同ラウンド4位のオランダに最終7回二死から逆転負けを喫した日本。一夜明けたデーゲームで、日本は序盤から流れに乗れない戦いが続いた。
1回裏、先頭の林琢真(駒澤大)が死球で出塁するが、先発左腕のエリオットによる巧みな牽制で刺されてしまいチャンスを逸する。さらに2回には、4回無失点に抑えたオープニングラウンド・アメリカ戦に続く先発となった荘司康誠(立教大)が、2回一死から死球で走者を出す。続くモラレスの場面でエンドランのサインが出され、打球は右中間に破る先制の二塁打となった。
さらにこの回途中から登板した曽谷龍平(白鷗大)も四球でピンチを拡大させると、ボークでさらに1点を失った。
3回からは投打二刀流で活躍を続ける矢澤宏太(日本体育大)が登板。だが悪い流れは止められず。安打と四球で招いたピンチから、ウィルソンとモラレスにそれぞれタイムリーを打たれて、この回だけで3失点。0対5とリードを広げられる。
その裏に日本も辻本倫太郎(仙台大)の安打と四死球1個ずつで無死満塁のチャンスを作って反撃に転じたものの、萩尾匡也(慶應義塾大)による犠飛の1点のみに終わった。
その後、矢澤は持ち直してアメリカ打線を抑えていくものの、打線は2番手左腕のホルトンと3番手右腕のモンゴメリーに対応できず、スコアボードにゼロを並べていった。
最終7回表は菊地吏玖(専修大)が2安打打たれながらも無失点に抑えて追加点は許さず。その裏は代打攻勢による上田希由翔(明治大)の安打と相手失策でチャンスを作ったものの、最後は宗山塁(明治大)がライトフライに倒れて試合終了。決勝トーナメントで連敗を喫した日本は4位で大会を終えた。
前回大会(2018年)に続く連覇を目指した中で悔しい結果となった大学代表だが、貴重な国際経験とこの悔しさを糧に秋季リーグでの活躍を狙う。
また、今後は17日に帰国して一度解散し、8月31日の『侍ジャパンU-18壮行試合 高校日本代表 対 大学日本代表』(18時からZOZOマリンスタジアム)で再結成する予定となっている。