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試合レポート

高橋輝羽の好救援に攻撃陣も9得点で応えて快勝 順位決定戦進出を決める

2022年9月4日

 9月4日、「第5回 WBSC U-15 ワールドカップ」(9月5日まで/メキシコ・エルモシージョ)のスーパーラウンド最終戦が行われ、侍ジャパンU-15代表はプエルトリコと対戦し9対1で勝利。順位決定戦への進出を決めた。

 先発を託された堀田昂佑(広島廿日市ボーイズ)は初回、先頭打者に安打を許すが、後続を打ち取り無失点の立ち上がり。2回は2三振を奪うなど三者凡退に抑えて攻撃への流れを作る。
 打線は初回こそ三者凡退に抑えられるが、2回に先頭の金本貫汰(関メディベースボール学院ヤング)が内野安打で出塁する。畠中健太(住吉ボーイズ)の犠打がサードの悪送球を誘うと、金本は一塁から一気にホームへ生還。畠中も三塁へ到達し無死三塁とチャンスが続く中、さらに暴投で畠中が2点目のホームイン。続く辻琉沙(滋賀野洲ボーイズ)が四球で出塁し犠打で二塁へ進むと、この回2つ目の暴投の間に俊足を飛ばして一気に生還。3対0とリードを広げる。

 しかし3回、この回の先頭打者を振り逃げと送球エラーで二塁まで進めると、堀田から高橋輝羽(東練馬リトルシニア)に投手交代。1人目の打者を三振に取った後、ボークで1死三塁とピンチを広げてしまう。2死とするが暴投で1点を返されてしまう。
 だがその裏、土屋璃空(春日部ボーイズ)が安打と盗塁で1死二塁とチャンスを作ると、畠中がライト線へタイムリー三塁打を放って4対1と再び3点差に。続く辻の一塁ゴロの間に畠中がホームを狙いタッチアウトとなるが、一塁に残った辻が盗塁と暴投で2死三塁とチャンスを広げる。ここで蝦名翔人(青森山田リトルシニア)がライトへタイムリーを放って追加点を奪う。
 5回は辻の二塁打や四死球で1死満塁とすると、高橋が押し出し四球を選び6点目。なおも続く満塁の場面に、菊池伊眞(青森山田リトルシニア)が2点タイムリーを放って8対1と突き放す。
 6回には金本、畠中の連打にエラーが絡むなどし、9点目を奪ってダメを押した。

 3回途中からリリーフした高橋は制球が乱れる場面も見られたが、5回2安打4四死球で無失点の好救援。
 5暴投など、相手のミスを逃さずに得点を重ね投打がかみ合った日本。快勝でスーパーラウンド最終戦を締めくくり、スーパーラウンドを3勝2敗で終えて大会最終日の順位決定戦への進出を決めた。

第5回 WBSC U-15 ワールドカップ

大会概要 出場選手

大会期間

2022年8月26日~9月4日

オープニングラウンド
8月28日(日)11:30 日本 4 - 0 パナマ
8月29日(月)11:30 日本 10 - 0 フランス
8月31日(水)11:30 コロンビア 4 - 7 日本

スーパーラウンド
9月1日(木)11:30 日本 12 - 6 アメリカ
9月2日(金)11:30 日本 4 - 6 チャイニーズ・タイペイ
9月3日(土)11:30 日本 0 - 7 キューバ
9月4日(日)7:00 日本 9 - 1 プエルトリコ

3位決定戦
9月5日(月)3:00 チャイニーズ・タイペイ 7 - 0 日本

※開始時刻は日本時間(メキシコ:時差-16時間)

開催地

メキシコ(エルモシージョ)

出場する国と地域

グループA
メキシコ、チャイニーズ・タイペイ、キューバ、チェコ
グループB
パナマ、日本、コロンビア、フランス
グループC
アメリカ、南アフリカ、ベネズエラ、プエルトリコ、グアム

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