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試合レポート

阪神ドラフト6位指名・富田蓮の好投や3番抜擢・相羽寛太の決勝打でスーパーラウンド白星発進

2022年10月20日

 10月20日、「第4回 WBSC U-23ワールドカップ」(開催地・台湾)でオープニングラウンドA組とB組の上位3カ国によるスーパーラウンドが台北市の天母野球場で始まった。オープニングラウンドをA組2位で通過した侍ジャパンU-23代表は、B組2位で通過したオーストラリアと対戦し2対1で競り勝った。

 先発のマウンドに上がったのは、夕方にプロ野球ドラフト会議を控える富田蓮(三菱自動車岡崎)。「どっちか(試合かドラフトか)分からない緊張はしていました」と苦笑いで試合前を振り返ったが、試合に入ればキレの良いストレートで押していく変わらない富田の姿があった。
 3回まで1安打4奪三振と快調に飛ばしていく。すると3回裏、打線がチャンスをモノにする。9番の中田悠斗(ヤマハ)がセンター前安打で出塁すると、1番の中川拓紀(Honda鈴鹿)が四球を選ぶ。さらに相手投手の暴投もあって二、三塁までそれぞれ進むと、打席には前戦の南アフリカ戦で初先発し、この日は3番に抜擢された高卒2年目の相羽寛太(ヤマハ)。
 ここで相羽は2ストライクと追い込まれていながらも「カットボールが浮いてきたので、詰まってもいいから外野に運ぼうと思いました」とセンター前に運んで、中田と中川が生還。2点の先制に成功した。

 富田にとって援護はこの2点で十分だった。「右打者がインコースを見えていない感じだったので」と、得意のクロスファイア(対角線上に投げ込むストレート)を中心に6回までに8奪三振。やや疲れの見えた6回にピンチを招くが、捕手の城野達哉(西濃運輸)から「プロに行くための試練だぞ」と言われて「気合いが入りました」と、最後の打者をフォークで空振り三振に抑え、最少の1失点で切り抜けた。

 最終回のマウンドは守護神・権田琉成(TDK)。これで今大会5試合目の登板となる権田は「ストライクゾーンで勝負することができました」と、この日もキレの良いストレートで押していき、オーストラリアの各打者を圧倒。三者凡退で試合を締め、上位2カ国が決勝に進むスーパーラウンドの初戦を白星で飾った。
 また、この日の勝利投手となった富田は試合後に阪神からドラフト6位指名を受けた。大量の祝福メッセージが届いたといい「忘れられない1日になりました」と笑顔を見せた。

 オープニングラウンド同組だったチャイニーズ・タイペイとコロンビアの対戦成績が持ち越されるため、この日の勝利で日本は2勝1敗。次戦は日本時間21日15時半から3勝0敗の韓国と対戦する。

監督・選手コメント

石井章夫監督

「投手陣が毎試合安定した投球を見せてくれています。富田は4、5回がメドでしたが、行けるところまで行ってもらいました。権田も試合を重ねるごとに良くなっています。相羽は良い数字を残していたし、長打も打てる選手なので3番に起用しました。みんなが落ち着いてプレーしてくれています。韓国はスキのないチームなので我々の力を試したいです」

富田蓮(三菱自動車岡崎)

「緊張はしていましたが、周りのみんなが声をよくかけてくれたおかげで6回を投げ切れました。力のある上位打線に力を入れて、それ以外の打者には力感なく投げることができました。しっかり体を調整して次に投げる準備をしていきたいです」

相羽寛太(ヤマハ)

「メンバー表を見て“嘘だろ?”と思ったのですが、打順は気にせず打席に入りました。(今大会のチームテーマである“チャレンジ”は)追い込まれても当てに行くのではなく、しっかり振ることを意識しています。今日はそれができました。一番若いので若さあふれるプレーで貢献していきたいです」

第4回 WBSC U-23ワールドカップ

大会概要 出場選手 放送予定

大会期間

2022年10月13日~10月23日

オープニングラウンド

10月14日(金)18:00 ドイツ 0 - 6 日本
10月15日(土)15:30 ベネズエラ 2 - 5 日本
10月16日(日)20:00 日本 1 - 3 チャイニーズ・タイペイ
10月17日(月)15:30 日本 4 - 1 コロンビア
10月18日(火)15:30 南アフリカ 0 - 9 日本

スーパーラウンド

10月20日(木)15:30 日本 2 - 1 オーストラリア
10月21日(金)15:30 韓国 1 - 2 日本
10月22日(土)14:00 日本 4 - 2 メキシコ

決勝

10月23日(日)20:00 日本 3 - 0 韓国

※開始時刻は日本時間(台北:時差-1時間)

開催地

台湾(台北)

出場する国と地域

グループA
日本、チャイニーズ・タイペイ、コロンビア、ドイツ、南アフリカ、ベネズエラ

グループB
オーストラリア、キューバ、メキシコ、オランダ、プエルトリコ、韓国

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