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試合レポート

渡部海の3打点の活躍などで競り勝ち21年ぶり3回目の日米大学野球完全優勝を果たす

2025年7月13日

 7月13日、「第45回 日米大学野球選手権大会」(7月13日まで北海道、新潟、東京で5試合開催)の第5戦が明治神宮野球場で行われた。
 3大会連続21回目の優勝を決め、ここまで4連勝していた侍ジャパン大学代表は6対5でアメリカ大学代表に競り勝ち、2004年の第33回大会以来3回目となる完全優勝を果たした。

 今大会最終戦は、21年ぶりの完全優勝を目指した侍ジャパン大学代表と、なんとしてでも全敗を避けたいアメリカ大学代表の執念がぶつかる大激戦となった。
 ここまでの4試合と同じく先制したのは侍ジャパン大学代表だ。開幕戦に先発し2回無失点に抑えられていたイーサン・ノービー(イーストカロライナ大)に対して、先頭の松下歩叶(法政大)が初球のスライダーをレフト線に弾き返して二塁打。1死後に小田康一郎(青山学院大)がスライダーをライト前に運んで先制に成功した。さらに2試合ぶりに4番に復帰した立石正広(創価大)と小島大河(明治大)の連打で満塁のチャンスを作ると渡部海(青山学院大)がレフトへの犠牲フライを放って追加点。初回から2点のリードを奪った。

 だがこの日のアメリカ大学代表はすぐに反撃する。先発の伊藤樹(早稲田大)から2回にドリュー・ビューレス(ジョージア工科大)、3回にエリック・ベッカー(ヴァージニア大)のタイムリーで同点。さらに5回には2番手で今大会初登板の有馬伽久(立命館大)からベッカーの安打と盗塁でチャンスを作ると、ザイオン・ローズ(ルイビル大)がタイムリーを放ち、勝ち越し。これまでの4試合とは異なり、コンパクトなスイングや積極的に盗塁を仕掛ける姿勢で、今大会で初めてとなるリードを奪った。

 それでも侍ジャパン大学代表は、5回裏に相手の気迫を上回る猛攻を仕掛ける。第2戦に4番手として登板し無失点に抑えられていたライアン・リンチ(ノースカロライナ大)に対し、1死から榊原七斗(明治大)がライトオーバーの三塁打を放つと、小田のセカンドゴロで榊原が本塁に突っ込み、間一髪セーフ。同点に追いつくと、なおも立石の安打と小島の死球でチャンスが続く。ここで渡部がライト線へ二塁打を放ち2者が生還。この回一挙4得点で6対3とリードを奪った。

 それでも諦めないアメリカ大学代表は、6回から登板した中西聖輝(青山学院大)から、6回にヴァン・ラッキー(ジョージア工科大)の激走によるランニング本塁打、7回にロッチ・チョロウスキー(カリフォルニア大ロサンゼルス校 UCLA)の今大会初安打となるバックスクリーンへの本塁打で1点差に迫った。

 こうして緊迫した試合展開となったが、8回は持ち直した中西が三者凡退に抑えると、9回は1番から始まる相手の好打順だったが、鈴木泰成(青山学院大)が連続三振を含む三者凡退に抑えて試合終了。チーム結成時から目標としてきた完全優勝を果たした。

監督・選手コメント

堀井哲也監督

「力のあるチームになんとか勝ち切ることができました。選手の頑張り以外の何物でもありません。主将の松下と副将の繁永を中心に4年生が引っ張り、まとまりのあるチームになりました。この大会をきっかけにして、野球界を引っ張る人材になっていって欲しいです」

松下歩叶(法政大)

「総力戦で勝つことができて、始まる前から言っていた5連勝で優勝ができてメチャクチャ嬉しいです。個人としては初戦で打つことができませんでしたが、第2戦から取り返すことができました。仲間や指導者に恵まれ、最高で最強のチームになりました」

渡部海(青山学院大)

「チーム全員で助け合って良いチームになりました。打撃で結果を出せていなかったので、なんとかチームのためにという思いで打ちました。この大会を戦い、このチームで戦えた経験はすごく大きな財産で宝物なので、今後に繋げていきたいです」

アンディー・スタンキウィクス監督

「日本チームに敬意を表します。おめでとうございます。(この日はコンパクトなスイングが目立ったが)打撃に関しては私から指示は出していません。投手に関してはコーチからストライク先行や変化球を多く使うような指示はしていました」

ロッチ・チョロウスキー(カリフォルニア大ロサンゼルス校 UCLA)

「日本は来る前から聞いていた評判通りのチームでした。シリーズ途中までは私たちのミスが失点に繋がって負けてしまいましたが、最後の2試合はあと一本が出ればという展開だったので残念です。(今大会初安打が本塁打に)これまではボール球に手を出していましたが、今日は3打席目までよく見えていたので、4打席目も継続した結果がホームランになりました。全米代表は初めての経験でした。これからのキャリアでもまたこのユニフォームを着られるような選手になりたいです」

第45回 日米大学野球選手権大会

大会概要出場選手チケット(外部サイト)放送予定

大会期間

2025年7月8日~7月13日

試合日程
7月8日(火)18:00 日本 6 - 1 アメリカ
7月9日(水)18:00 アメリカ 1 - 8 日本
7月11日(金)17:00 日本 2 - 0 アメリカ
7月12日(土)12:00 アメリカ 5 - 6 日本
7月13日(日)17:00 日本 6 - 5 アメリカ

開催球場

エスコンフィールドHOKKAIDO
HARD OFF ECO スタジアム新潟
明治神宮野球場

侍ジャパンU-18壮行試合 高校日本代表 対 大学日本代表/沖縄県高校選抜 7/5
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