生年月日 | : | 1982年10月22日 |
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投打 | : | 右投左打 |
ポジション | : | 二塁手 |
ニューヨーク・ヤンキース(2005-2013)
シアトル・マリナーズ(2014-)
ゴールデングラブ賞を2回(2010、2012)
シルバースラッガー賞を5回(2006、2010-2013)受賞。
2009年、2013年WBCドミニカ共和国代表。
オールスター戦6回(2006、2010-2014)出場。
打率 | 試合数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | |
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2014成績 | .321 | 140 | 172 | 12 | 75 | 10 |
通算 | .310 | 1514 | 1821 | 216 | 897 | 48 |
成績は2014年9月10日現在
2014 SUZUKI 日米野球 第1戦~第5戦(11/12~11/18)の侍ジャパンインターネットライブでは、アナリストたちがデータ解析!これまでにない野球中継をお届けします。
以下、ロビンソン・カノ選手のデータ解析の一部をご紹介!
ロビンソン・カノ~現役最強2塁手、初来日
「メジャー史上3番目の大型契約」。ロビンソン・カノが手にした10年総額2億4000万ドルの巨額のマネーによって、彼にはこの形容詞がついて回ることになった。
昨季までシアトル・マリナーズは4年連続で勝率5割以下、ア・リーグ西地区4位の定位置に沈んで、もう後がなかった。球団にとっては、低迷打破の切り札として、カノの獲得を決断。大方の予想を裏切って、マリナーズがさらった形となった。
2005年に22歳の若さで、ニューヨーク・ヤンキースでメジャーデビュー。新人王投票で第2位に入る活躍ぶりで、一気にブレイク。それ以降6度のオールスター出場やリーグMVP候補の常連に名を連ねるスター選手に成長した。
最大の特徴は、スイングの速さ。しかも、ただ速いだけではなく、スイング・アークの美しさはメジャー屈指の選手でもある。日本の野球少年には是非「お手本」にして欲しいほどだ。メジャー特有の動くボールでも、スイングが速いことで、できるだけ近くまでボールを呼び込んで打てる高い技術がある。
彼の優れた技術は6年連続で安打数のリーグトップ10入りを果たしている事実からもが分かる。また、ポジション別でシーズンで最も打撃に優れた選手に、監督やコーチの投票によって選出される「シルバースラッガー賞」の栄誉に、カノは2塁手部門で過去5回輝いている。それが“現役最強2塁手”と言われる所以だ。
また、8年連続で157試合以上に出場していて、怪我をしない強いフィジカルもカノの魅力だ。デビュー当初は緩慢な守備が目についたが、2010・12年とゴールデングラブ賞を取るまで守備に磨きをかけて、いま一番脂が乗りきっていると言える。
ヤンキースのクラブハウスではラテン系選手たちと笑顔を絶やさず、やんちゃ坊主だったカノ。「(デレク・)ジーターからいろいろ学んで、メジャーを代表するような選手になりたい」。そんな彼も、もう31歳。昨年の第3回ワールド・ベースボール・クラシックではドミニカ共和国代表としてチームをけん引し、大会MVPに輝く活躍で同国を初優勝に導いてみせた。
注目された今季は、打率・314、82打点、出塁率・382でチーム内の存在感を示し、チームのプレイオフ出場をあと一歩のところまで引き上げた。
今回が初来日のカノ。日米野球で現役最強2塁手がどんなプレーを見せるのか。今から楽しみだ。