第1回IBAF 21Uワールドカップ2日目。日本はベネズエラと対戦。
21U侍ジャパン2戦目となったベネズエラ戦。日本は2回裏。先発の上沢直之(北海道日本ハム)が、無死一塁から、ベネズエラの6番ロンガに左翼線を破る二塁打を打たれ、1点を先制される。
しかし、4回表。ここまで、ベネズエラの先発・デュランの緩急自在の投球に苦しめられていたが、4番近藤健介(北海道日本ハム)の中前打、6番三好 匠(東北楽天)が四球を選んで、二死一、二塁の好機を作る。ここで、前日のオーストラリア戦で同点のきっかけとなる安打を放った北條史也(阪神)が、この試合でも魅せた。
北條は、高めに入った変化球を見逃さず、フルスイング。打球はレフトスタンドに飛び込む逆転3ランとなる。
北條の一打で、勢いに乗った日本は、続く5回表にも、一死満塁から4番近藤の打席で、相手バッテリーのミスの間に1点を追加。
近藤は四球で出塁し、再び満塁とすると、5番榎本 葵(東北楽天)の内野ゴロが相手エラーを誘って、走者2人が生還。なおも、二死二、三塁と続くチャンスに、またも相手バッテリーにミスが出て、1点を追加し、7対1と点差を広げる。
さらに7回表には、一死から連続四球で、一死一、二塁とすると、代打・辻 東倫(読売巨人)の左前適時打で、1点を追加。その後も、北條の右前打などから、2点を追加した日本。北條は、この試合、2安打4打点の活躍をみせる。
投手陣もまた、先発・上沢が1点を失った2回以降は、立ち直りをみせ、130キロ後半の直球と落差のあるフォークとのコンビネーションで、5回を投げて9奪三振の好投でゲームメイク。6回裏には、2番手・田口麗斗(読売巨人)が2三振を奪い、無失点。7回裏から、3番手・平良 拳太郎(読売巨人)がマウンドにあがると、ここも粘りのピッチングで無失点に抑え、試合を締めた。
11対1、7回コールドで日本がベネズエラに勝利し、初戦のオーストラリア戦に続き、逆転勝ちで2勝目を挙げた。第3戦では、11月9日(日)12:30(現地時間)よりオランダと対戦する。