第1回IBAF 21Uワールドカップ大会5日目。日本は、ともに一次リーグ3勝0敗でここまで勝ち進んできたニカラグアと対戦。この試合の勝者がグル―プBの1位となる。
日本は、序盤から猛攻をみせる。
1回裏、1番榎本 葵(東北楽天)は四球で出塁すると、2番北條史也(阪神)の左前打で無死一、二塁の先制のチャンスを作る。続く、3番牧原大成(福岡ソフトバンク)が中前適時打を放って、まず1点を先制。4番近藤健介(北海道日本ハム)も四球で出塁し、無死満塁とすると、ここで今大会好調の5番鈴木誠也(広島東洋)がフルカウントから粘った左前適時打で2点を追加。さらに、バッテリーミスから、1点を追加し、4対0とリードを広げる。
2回表には、日本の先発・横山雄哉(新日鐵住金鹿島)が無死満塁のピンチを招くも、ここは併殺での1点で切り抜ける。
日本は2回裏にも、二死一、二塁から3番牧原大成(福岡ソフトバンク)の右越え適時打で、1点を追加。4回裏には、一死一、二塁の好機に、今大会、勝負強いバッティングで活躍をみせる2番北條が、ニカラグアの2番手・アルタミラノのストレートをフルスイング。この一打が、レフト線を破る鋭い適時二塁打となり、走者2人が生還。 なおも続くチャンスに、6番畔上、7番三好もそれぞれ2点適時打を放って、11得点目をあげると、その後も、相手のバッテリーのミスが飛び出し、12対1と点差を大きく広げた日本。
5回裏には、2番北條の四球、3番牧原の中前打などから走者をためると、相手投手のボークやバッテリーミスも絡めて、この回2点を追加し、14対1に。
投げては、日本の先発の横山がオーストラリア戦に続き、5回まで1失点の好投。最速146キロの伸びのあるストレートを武器に、毎回の8奪三振をマーク。
6回表には、今大会初登板の戸田隆矢(広島東洋)が最速147キロのストレートとキレのある変化球を交え、先頭打者を中飛、続く打者を空振り三振に抑える。二死からは、山岡泰輔(東京ガス)が登板し、内野ゴロに打ち取ると、7回表には、野村亮介(三菱日立パワーシステムズ横浜)が打者3人をパーフェクトに抑える好投で続き、投手4人のリレーで試合を締めた。
日本は、14対1でニカラグアを7回コールドで下し、4連勝目を挙げた。
Bグループ1位通過を決めた日本は、このあと、11月13日(木)から行われる二次リーグに挑む。