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試合レポート

侍ジャパンU-18代表、雨にも負けず12得点完勝!5連勝で1次R終了!!

2015年9月2日

 第27回WBSC U-18ベースボールワールドカップ、1stラウンドの最終戦・メキシコ戦が舞洲ベースボールスタジアムで行われ、U-18代表が12対0で勝利し、無傷の5連勝で1stラウンドを終えた。

 激しい雨の影響で、試合開始が予定より2時間以上遅れてのプレイボール。調整が難しい中での先発マウンドとなった成田翔(秋田商)だったが、立ち上がりから変化球を低めに集めてカウントを稼ぐとともに、切れのあるストレートをコーナーに投げ分ける持ち味を発揮して序盤3回をパーフェクトに抑える。
 打線は2回1死から6番に座ったオコエ瑠偉(関東一)のヒットから2四球で2死満塁とすると、1番・船曳海(天理)が押し出しの四球を選んで先制に成功。さらに2番・杉崎成輝(東海大相模)のタイムリーで1点を追加すると、3番・平沢大河(仙台育英)が左中間を破る走者一掃のタイムリー2塁打で一挙5点を奪った。
 「これまで引っ張りが多かったので、逆方向を意識してイメージ通りの打球が打てました」と平沢。今チームの主軸として期待されながら、この日の試合前までの4試合で打率.154と結果が出ていなかったが、「彼が打つと変わる」と西谷浩一監督は笑み。その言葉通り、以降も猛攻は続き、3回に堀内謙伍(静岡)のタイムリー3塁打などで2点を加えると、4回にはオコエの2点タイムリー、5回には勝俣翔貴(東海大菅生)の2点タイムリーなどで計12得点を奪った。

 先発の成田は4回に連打を浴びるが、後続を連続三振に仕留めてピンチを脱出し、4回2安打7奪三振無失点でバトンタッチ。「落ち着いて力を入れずに投げられました。ストレートも伸びてるなと思いました」と笑顔を見せた。5回からは高橋樹也(花巻東)、髙橋純平(県岐阜商)の2投手が1人のランナーも許さずに3回を無失点に抑える好リリーフ。常に試合の主導権を握る展開で、今大会5試合で3度目のコールド勝ちを収めた。

 無敗で1stラウンドを突破したU-18日本代表。5試合で54得点1失点に加えて、計15盗塁と走・攻・守すべてにおいて隙がない。これまで何度も「急造チーム」という言葉を繰り返していた西谷監督も、「日にちが経つごとにまとまりが出てきていますし、勝つことが結束の源になる」とチーム力の向上に手応え十分。

 このあとのスーパーラウンドは、明日9月3日(木)に18時からB組3位のカナダ(舞洲ベースボールスタジアム)、4日(金)に18時から最大のライバルとなるB組1位の韓国(甲子園)、5日(土)が13時からB組2位のキューバと強豪国との対戦が続き、6日(日)に最終順位決定戦に挑む侍ジャパンU-18代表。悲願の世界一に向けて、視界良好だ。

侍ジャパンU-18代表 2015

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第27回 WBSC U-18 ベースボールワールドカップ

大会概要 チケット 放送予定

壮行試合

開催概要 チケット 放送予定
8月26日(水)18:00 侍ジャパンU-18(高校)代表 2 - 9 侍ジャパン大学代表
阪神甲子園球場

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