第8回 BFA アジア選手権の初戦・韓国戦が志太スタジアムで行われ、U-15日本代表が韓国代表を13対0と投打で圧倒し、初戦を白星で飾った。
初回の韓国代表の攻撃を三者凡退に抑えた直後の1回裏、U-15日本代表は、先頭の中屋友那(高知県高知中)が四球で作ったチャンスに、3番・高橋翔(宮城県仙台育英学園秀光中等教育)が放った打球が相手のフィルダースチョイスを誘い、1点を先制。
さらに3回、日本打線が爆発。1番・中屋が相手のミスから出塁し、一死二塁の場面で3番・高橋がセンター前に放った打球がタイムリーとなり1点を追加。4番・藤江亮太(愛知県幸田町立北部中)のショートゴロの間に二死三塁として、5番・中村奎太(千葉県八千代松陰中)の内野安打で1点。その後もワイルドピッチで1点を加える。さらに6番・永尾 竜聖(佐世保市立日野中)のツーベースヒットで二死二、三塁とチャンスを作り、迎えるバッターは7番・先発投手の小寺智也(西京ビッグスターズ:軟式、京都府京都市大枝中)。ここで小寺はタイムリーツーベースを放ち1点を加え、侍ジャパンは、この回でリードを5点に広げる。
先発の小寺は、4回まで韓国打線にヒットを許さないノーヒットピッチングを続ける。
小寺の好投に、4回裏も攻撃の手を緩めない日本は、先頭の1番・中屋、2番・阿部大夢(宮城県仙台育英学園秀光中等教育)の連続ヒットと、3番・高橋の四球で無死満塁とチャンスを迎える。4番・藤江のタイムリーで2者が生還。ここで、相手のフィルダースチョイスも重なり、再び満塁のチャンスとなり、6番・永尾が押し出しの四球で1点、7番・代打の山本將太(東京都駿台学園中)の走者一掃の三塁打で3点を加え11対0。
攻撃はなおも止まらず、相手のバッテリーミスで1点、打順が一巡して一死一、三塁のチャンスで2番・阿部のファーストゴロの間に1点と、この回一挙8得点を奪う猛攻を見せた日本。
5回表の韓国の攻撃を、2番手として登板した金村尚真(沖縄県豊見城市豊見城中)が打者を3人で斬ってとり、5回コールドで韓国を13対0で下した。
打っては10安打13得点の猛攻を見せ、投げては小寺、金村が継投で無安打無得点の好投を披露した。
初回大会の優勝国である韓国に勝利し幸先の良いスタートを切った侍ジャパンU-15代表。第2戦目は、明日の11時30分より志太スタジアムでパキスタン代表と対戦する。