第8回 BFA アジア選手権の最終戦となった第5戦目が志太スタジアムで行われ、侍ジャパンU-15代表はチャイニーズ・タイペイと対戦。ここまで全勝同士の対決となり、ここで勝った方が優勝となる大一番の試合。
1回表、日本代表は一死から阿部 大夢(宮城県仙台育英学園秀光中)が安打を放ち、先制の好機を作るが、二死二塁から、あと一本が出ない。
2回裏、先発の金村 尚真(沖縄県豊見城市豊見城中)は、チャイニーズ・タイペイの主軸につかまる。4番打者に二塁打、さらに5番の安打で、無死一、三塁のピンチを招く。ここで、ダブルスチールを仕掛けられ、三塁走者をアウトにするも、二死三塁となおも続くチャンスに適時三塁打を浴び、1点を失う。
さらに3回裏にも、二死満塁のピンチから、4番打者にタイムリーを打たれ、2点を追う展開に。
日本は、4回表にも二死から4番山本 將太(東京都駿台学園中)の二塁打でチャンスを作るも、この回も無得点。その後も、5回、6回ともに得点圏にランナーを進めチャンスを作るも、ホームが遠い。
後がない日本代表は7回表、一死から9番・椿原 塁(宮崎県門川町立門川中)が安打で出塁すると、すかさず盗塁を決め、一死二塁とする。続く1番・宮内 竜志(千葉ファイターズ:千葉県旭市立飯岡中)も四球を選んでランナーをためるも、最後はチャイニーズ・タイペイの投手陣が踏ん張って、ゲームセット。
日本は、チャイニーズ・タイペイに0対2で惜敗した。侍ジャパンU-15代表は熱戦及ばず3年連続の準優勝に終わった。今大会の日本代表は、この世代の軟式野球界で将来を有望視されたメンバーが集う最強チームであったが、最後は国際大会の壁に阻まれた。国際大会での経験を、将来性豊かな選手たちがどう生かしていくか、今後の活躍に期待したい。