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試合レポート

初代女王に向け好スタート 侍ジャパン女子代表が11対0で韓国にコールド勝ち

2017年9月2日

 9月2日、香港・晒草湾遊楽場で「第1回 BFA 女子野球アジアカップ」が開幕。初代女王を目指す侍ジャパン女子代表は初戦を韓国と戦い、11対0でコールド勝ち。強敵相手に最高のスタートをきった。

 小雨の振る中始まった試合は初回、二死から渡辺那奈(作新学院)が内野安打で出塁すると、すかさず二塁へ盗塁。続く四番の金満梨々那(開志学園)は内野ゴロに打ち取られるも、これをショートが悪送球。侍ジャパン女子代表が幸先良く1点を先制した。
 2回は無死2塁から遠藤佳菜子(作新学院)がセンターへタイムリーヒット。四球や盗塁を絡め、3点を追加した。3回には渡辺がこの日2安打目となる右中間へのタイムリーツーベースを放つなど5安打6得点で試合を決定付けた。

 初戦の先発マウンドを託された今井巴菜(神村学園)は、コースを丁寧につくピッチングで2回を無失点。その後も小田嶋真美(横浜隼人)、姫野真由(花咲徳栄)と継投し、許したヒットは1安打のみ。完封リレーで韓国打線を完璧に抑えた。
 試合前にはグラウンド内でキャッチボールができないハプニングもあったが、選手たちは集中力を切らさず、11対0で5回コールド勝ち。橘田恵監督も「申し分のない結果」と選手たちを褒め称えた。

 今大会初戦を好発進した侍ジャパン女子代表。次戦は9月3日(日)日本時間13時より、チャイニーズ・タイペイと対戦。台風の影響も心配される中、今大会一番の強敵との試合に臨む。

監督・選手コメント

橘田恵監督

「投手陣はよくやってくれました。初戦の入り方は難しいですが、直球も良く、全投手がいいコンディションで大会に臨めています。今回はじめてU-18世代でトップ世代の大会に挑んでいますが、国際大会という点では相手チームのほうが経験は上。体格差でもかなわないので、機動力や投手力で勝っていきたいです。明日のチャイニーズ・タイペイは一番の強敵なので、そこに向けてしっかり準備していきます。」

今井巴菜(神村学園)

「初戦の先発を任されて正直びっくりしたんですが、自分のピッチングができてよかったです。ファールで粘られた後のスライダーがうまく決まりました。元々緊張するタイプではないので、緊張はしませんでした。」

渡辺那奈(作新学院)

「2打席目までの内容が良くなかったので、絶対にランナーを返そうと思っていました。韓国の投手は緩い球が多く、なかなか捉えることができませんでしたが、初戦を勝つことができてすごく安心しています。先輩方もみんな仲良くしてくれて、すごくやりやすいチームです。」

第1回 BFA 女子野球アジアカップ

大会概要 出場選手一覧

大会期間

2017年9月2日~9月7日

大会スケジュール
9月2日(土)16:00 韓国 0 - 11 日本
9月3日(日)13:00 日本 6 - 1 チャイニーズ・タイペイ
9月4日(月)17:30 パキスタン 0 - 17 日本
9月5日(火)13:00 日本 2 - 0 香港
9月6日(水)10:00 日本 17 - 0 インド
※開始時刻は日本時間(香港:時差-1時間)

開催地

香港

出場国

日本、チャイニーズ・タイペイ、韓国、香港、インド、パキスタン

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