10月8日、「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本 vs 韓国」(東京ドームで11月15日、16日)の記者会見が行われ、侍ジャパントップチームの井端弘和監督が出席。代表28選手を発表するとともに、来年3月に行われる「2026 WORLD BASEBALL CLASSIC™」(以下、WBC)に向けても重要な試合になることを語った。





会見では、まず侍ジャパン強化委員会の中村勝彦委員長(日本野球機構事務局長)が、ピッチクロックや拡大ベースといったWBCを想定した形で試合を行うことを説明。加えて「30名以上にお声かけをさせていただきましたが、シーズン終了直後、クライマックスシリーズや日本シリーズもあり、コンディションの面から招集を見送らせていただいた選手もおりました」と選考の背景も明かした。
その後、井端監督が代表28選手を発表。質疑応答では、前回大会決勝で本塁打を放った岡本和真(巨人)については「優勝メンバーですし、年齢も30歳近くになり(29歳)、若い選手も多いので引っ張っていって欲しいです」と期待。また、就任時から起用し活躍を続けている小園海斗(広島)については「初対戦の投手への対応力が素晴らしいですし、今年も首位打者。かなり成長しているので、ショートやセカンドとして挑戦して欲しいです」と、二遊間双方での起用を示唆した。
今回のテーマについては「競争が第一」と井端監督は話し「特に二遊間や外野の1ポジションを見極めていきたいです」とWBCに向けての重要な選考の場となることを強調した。また、NPBでは採用されていないピッチクロックやピッチコム、拡大ベースについては「経験して各選手が自分のものにしてもらえれば」と話すように、大会本番に向けて貴重な場となりそうだ。
永遠のライバルとも言うべき韓国との2連戦やその前に行われる宮崎キャンプは、WBCに向けた重要な試金石となりそうだ。