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侍ジャパンU-18代表選手紹介/森下 暢仁(大分県立大分商業高等学校 3年・投手)

2015年8月27日

 侍ジャパンU18代表メンバーの中で、唯一甲子園での試合出場経験なしだが、実力は折り紙つき。スピンの利いた最速148キロのストレートに、スライダー・カットボール・チェンジアップ・スプリットを自在に操る本格派右腕である。

 侍ジャパントップチーム・内川 聖一選手(福岡ソフトバンク)も輩出している大分市立大東中では第34回全国中学校軟式野球大会出場経験を持ち、1年夏には背番号「11」で甲子園出場も経験。1年先輩のエース左腕・笠谷 俊介(福岡ソフトバンク)の存在があったため、2年夏までは三塁手兼任だったが、新チーム結成以降は投手に専念。メキメキと実力を伸ばしてきた。

 そして春には練習試合で最速148キロをマークし県大会では無安打無得点(7回参考)も記録。さらに東海大相模(神奈川)との練習試合もで真っ向勝負を挑み、最速146キロのストレートとキレ味鋭い変化球やスプリットを武器に10奪三振で無四球2失点完投。一気に全国へクローズアップされる存在になっている。

 この夏は2回戦の別府青山・別府翔青戦で9奪三振完封勝利を挙げると、計5試合42イニングでわずか4失点も、決勝戦では6安打4奪三振・与四死球1と抜群の制球力を示しながら、痛恨の1点を与え明豊に完封負け。大分商のユニフォームでは聖地のマウンドを踏めなかった。その悔しさと侍ジャパンの誇りを胸に。森下 暢仁は第2回WBCを制した大先輩に続く「世界一」へ照準を定めている。

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