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会見レポート

野球・ソフトボールが東京2020オリンピックの追加種目に決定 会見で喜びの表情

2016年8月4日

 ブラジル・リオデジャネイロで開かれた国際オリンピック委員会(IOC)の総会で、2020年東京五輪の追加種目として野球・ソフトボールの正式種目復活が承認された。これを受け、決定直後の4日早朝から、一般社団法人全日本野球協会(BFJ)、公益財団法人日本ソフトボール協会(JSA)、一般社団法人日本野球機構(NPB)の3団体の会長が揃って会見を行った。

 現地からの中継をのぞき込み、採用決定とともに歓声が上がった。公益財団法人日本ソフトボール協会の徳田寛会長は、「込み上げてくるものがありました。今までいろんな苦労や残念な思いがありました」と感慨深く語れば、一般社団法人全日本野球協会の市野紀生会長は「とにかくホッといたしました。これからがスタートだなということを改めて感じましたが、とにかく“やれやれ”というのが正直な感想です」と安堵の表情。一般社団法人日本野球機構の熊﨑勝彦会長も「ホッとしたということで、大変うれしさが込み上げるものがありました」と笑みを見せると同時に、東京での大舞台に向けて「日本の野球の底力を世界に示すことに対して、みんなが結束しなければいけない」と改めて決意を述べた。

 また、3団体は昨年まで2020東京五輪での野球・ソフトボールの正式種目採用を狙い、現役選手、OB、著名人などがキャッチボールを行うビデオを作成していたが、今回は競技復活を待ち望んだすべてのファンに対して感謝の意を表する「ありがとうビデオ」を新たに作成し、この日の決定と同時に発表。長嶋茂雄巨人終身名誉監督、王貞治ソフトバンク会長、ソフトボール上野由岐子選手らのほか、柳田悠岐(福岡ソフトバンク)、大谷翔平(北海道日本ハム)、角中勝也(千葉ロッテ)、秋山翔吾(埼玉西武)、糸井嘉男(オリックス)、則本昂大(東北楽天)、山田哲人(東京ヤクルト)、坂本勇人(読売)、藤浪晋太郎(阪神)、菊池涼介(広島東洋)、田島慎二(中日)、筒香嘉智(横浜DeNA)と12球団から各1名ずつが登場するメッセージ映像が流された。

 さらに3団体の会長は、2020年東京五輪での成功と同時に、2024年以降の大会についても強い意欲を見せ、「2020年の種目復活ということだけでなく、その後の五輪舞台で野球・ソフトボールという種目が継続的に行われて定着を図っていく。そのために関係者が結束して臨んでいかないといけない。(東京五輪では)日本のみなさんに多くの感動と誇りを与えられるような試合を展開されるようにしなければならない」と一般社団法人日本野球機構・熊﨑勝彦会長。
「野球界はひとつです」と団結を強調した一般社団法人全日本野球協会・市野紀生会長は、現在、福島県いわき市で開催中の「第3回 WBSC U-15ベースボールワールドカップ2016 inいわき」や今月7日開幕する夏の高校野球甲子園大会を引き合いに出し、「彼らにとっても今回の朗報は夢のある話。4年後には、もしかしたらプロの選手として(侍ジャパンに)選ばれるかもしれない。夢が膨らんだ」と期待感。
 公益財団法人日本ソフトボール協会の徳田寛会長は「(2020年は)どうしても金メダルを獲りたい、獲らないといけない」と力を込め、さらに「国際大会を含めていろんなイベントを含めて盛り上げて行きたい。そして東南アジアを中心に仲間づくりを続けて行きたい」と今後の活動に関しても改めて努力を重ねる意向を示した。

 大会の細かな運営方法などは今後、具体的に話を進めながら決定していくが、今回の決定によって、野球・ソフトボールの世界的普及へ向けて大きくした前進ことは間違いない。日本野球機構の熊﨑会長は、「野球の競技のすばらしさ、動員力の多さ、かつ日本に息づいた伝統的な国技、文化的公共財という特性を原点にしながら、プロ・アマを含めた関係者が結束する」と宣言した上で、「常設化された各世代の侍ジャパンの魂を起点としながら、国際試合を多く展開することによって、世界に野球のすばらしさをもっともっと広げていく。それが五輪での定着にも結びついていく」と強調。待ち望んだ“朗報”に安堵すると同時に、新たな使命を背負って、日本の野球・ソフトボール界が再スタートを切ることになる。

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