2月11日、東京都の新宿バルト9で映画「結束、その先へ~侍たちの苦悩と希望~」(2月21日より全国各地の劇場で公開)の完成披露試写会が行われ、侍ジャパントップチームの井端弘和監督と同映画の監督を務めた三木慎太郎氏が登壇した。
![侍ジャパントップチームの井端弘和監督](/img/news/press/20250211_1_1-1.jpg)
![本映画の監督を務めた三木慎太郎氏](/img/news/press/20250211_1_1-2.jpg)
![司会を務めたDJケチャップ氏](/img/news/press/20250211_1_1-3.jpg)
この映画は2023 年10月に井端弘和監督が就任してから、「ラグザスpresents 第3回 WBSCプレミア12」まで、「結束」を胸に、苦悩と希望を繰り返しながら「その先」を見据えて戦う侍ジャパンの姿を追った完全密着ドキュメンタリー映画だ。
まず三木監督は「こんな大勢の方の前で話すことになるとは」と野球ファンで埋め尽くされた客席を見て感慨深く語った。
次に井端監督が「プレミア12の決勝で負けたので、こんなに来てくれるとは思わなかったので感謝の気持ちでいっぱいです」と話すと笑いが起きた。この後、司会のDJケチャップ氏が観客の笑顔を見て「次に対して“一緒に進もうよ”というポジティブなメッセージですよね」と促すと、客席からは割れんばかりの拍手が送られ、井端監督は「嬉しいです」と喜んだ。
密着を続けてきた三木監督は、井端監督の印象について「選手と距離が近いですね」と明かすように、映画の中では選手一人ひとりに対して様々な気遣いをする様子がプレミア12の大会前、大会中、またU-12代表やU-15代表監督を務めた際まで映し出されており、密着ドキュメンタリーならではの見どころの1つとなっている。
![井端弘和監督と三木慎太郎氏](/img/news/press/20250211_1_2-1.jpg)
![観客3名に井端弘和監督のサイン入りユニホームが送られた](/img/news/press/20250211_1_2-2.jpg)
![ファンで埋め尽くされた客席と井端弘和監督、三木慎太郎氏](/img/news/press/20250211_1_2-3.jpg)
そして、もちろん選手たちの奮闘も惜しげもなく描かれており、それだけに準優勝の悔しさや無念が伝わってくる。
井端監督は「これは前編です。後編も期待していただければ。(後編は)良い締めくくりにしたいです」と来年行われる2026 WORLD BASEBALL CLASSIC™での連覇を誓うと、再び割れんばかりの拍手が観客から送られた。
WBCに向けた選手選考についても井端監督は「MLB組を決めてから国内組も決まってくる。どれだけMLBの選手が来てくれるか。“お!”と思ってもらえるようなメンバーを揃えたいです」と抱負を語ると、プレミア12終了後も密着を続けている三木監督も「井端監督は相当動いていますよ」と期待した。
WBCまで、あと1年1ヶ月。劇場に足を運び、ここまでの井端監督や選手たちの苦悩と希望、雪辱への思いを知ることができれば、応援の熱もさらに高まるはずだ。