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会見レポート

「ファンと選手をつなぐ」侍ジャパン新ユニフォーム発表 コンセプトは「伝統美」

2017年6月26日

 6月26日(月)、東京都内のホテルで侍ジャパンダイヤモンドパートナーであるアシックスジャパン株式会社製・侍ジャパン全世代で使用する新ユニフォームの発表記者会見が行われた。

 第一部の調印式では侍ジャパンの運営母体である株式会社NPBエンタープライズ代表取締役の山田隆氏とアシックスジャパン株式会社代表取締役の西前学氏が登壇した。

 まずは先に発表のあった株式会社NPBエンタープライズとアシックスジャパン株式会社とのダイヤモンドパートナー締結を正式に行った上で、両氏が会見。山田氏が「アシックス様にはユニフォーム、野球用具の提供など、様々なサポートをしていただき、今後の野球振興、競技の発展に貢献いただくことができればこれに勝ることはありません」と改めて深い感謝の念を述べれば、アシックスのコンセプト「最新・最速」を実現すべくこの契約合意に至った西前氏も「すべての世代の侍ジャパンにユニフォームを着ていただくことは光栄であり、全社員の誇りです」と喜びを口にした。

 ここでは新ユニフォームのコンセプトも発表された。大きな柱は「ファンと選手をつなぐユニフォーム」。新ユニフォームには古来侍が戦に勝ちをもたらすとして甲冑を染め上げた「青褐色(あおかちいろ)」、神聖と清浄無垢の象徴である「真白(ましろ)」、日の丸の赤である「紅色(くれないいろ)」、優美さと力強さの象徴である「黄金色(こがねいろ)」の4色を採用。さらにストライプ部分には「輪つなぎ」という日本の伝統的模様を盛り込み、全世代世界最強を目指すに最も必要な「ファンと選手を無数につなぐ輪」を表現したことも明かされた。

 続いて第二部の新ユニフォーム発表会では来る2020年東京五輪でも侍ジャパントップチームの中心と見込まれる横浜DeNAベイスターズ・筒香嘉智外野手と広島東洋カープ・鈴木誠也外野手が登壇した。

 白地のHOMEユニフォームをまとったのは「侍ジャパンのユニフォームを着られることは光栄なこと。その機会に選ばれるように頑張っていきたい」と話した筒香外野手。感想を問われると「赤のラインが入り、輪つながりということで全世代が結集してこのコンセプトを体現できた素晴らしいデザインだと思います。気が引き締まる思いです」と新ユニフォームがもたらす「全世代侍ジャパン」の高揚感を語った。

 一方、紺地のVISITORユニフォームをまとったのは「今年のWBCで悔しい思いもしているので、このユニフォームを着た侍ジャパンでも結果を出して選ばれるようになりたいですね」と語った鈴木外野手。新ユニフォームについては「すごくかっこいいですね。このデザインで威圧できると思いますし、すごく着心地がいい。いいプレーができるかなと思います」とそのデザインを絶賛した。

 なお、今回のユニフォーム契約期間は2017年6月26日から2021年の5月31日まで。2020東京五輪、そして2021年のWBCを見据え、全世代のプレーヤーとファンのあこがれとなる新ユニフォームは、7月12日(水)からアメリカで開催される「第41回日米大学野球選手権」に参戦する侍ジャパン大学代表で公式戦デビューの時を迎える。

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