17日(日本時間18日)、「第41回 日米大学野球選手権大会」第5戦がアメリカ・ニューハンプシャー州ホルマン・スタジアムで行われ、侍ジャパン大学代表は1対3で敗戦。3勝となったアメリカが優勝し、3連覇の夢は途絶えた。
2勝2敗で迎えた第5戦。先手を取りたい侍ジャパン大学代表は初回、長沢吉貴(日本大)がレフト前ヒットで出塁すると、二死から楠本泰史(東北福祉大)はセカンドゴロ。しかしこれを処理したセカンドB.SHEWMAKEの送球エラーの間に走者が還り1点を先制した。ところが、2回以降は先発T.HOLTONの前に走者を出すもあと1本が出ず、追加点を奪えないまま試合が進む。
侍ジャパン大学代表の先発は森下暢仁(明治大)。速球を中心に安定した立ち上がりを見せたが、3回、一死からJ.MCCARTHYに右中間へツーベースヒットを許すと、二死3塁からN.MADRIGALに初球をライトへ運ばれ同点に。1対1のまま迎えた6回には、二死1塁から4番のA.VAUGHNにセンターフェンス直撃のツーベースヒットを浴び勝ち越しを許す。さらにエラーも重なりこの回2失点。いずれも二死からの悔しい失点となった。
2点を追いかける侍ジャパン大学代表は9回、一死から中川圭太(東洋大)が四球で出塁すると、楠本がライト前へヒットを放つ。その後二死2・3塁となり一打同点のチャンスを作るが、岩見雅紀(慶應義塾大)は空振り三振に打ち取られ、ゲームセット。今大会は2度の延長タイブレークなど5試合すべてが接戦となったが、あと一歩及ばなかった。
侍ジャパン大学代表は、8月20日(日)から台湾・台北にて開催される「第29回 ユニバーシアード競技大会」に出場予定。アメリカで見えた課題を修正し、連覇を目指す。