


第27回BFAアジア選手権に出場する侍ジャパン社会人代表は12日、千葉ロッテマリーンズ二軍と強化試合を行った。現在、イースタンリーグでのチーム打率.267、チーム本塁打86本といずれもリーグトップの数字をマークする千葉ロッテは、社会人代表にとって本戦を迎える前に、課題を見出すには格好の相手。
ただ、この日は、第41回社会人野球日本選手権の最終予選のため、中国地区と東海地区のチーム所属の選手たちが試合に合流することが出来ず、ベンチ入り選手は17名と限られた人数の中で戦うこととなった。
その中で、先発マウンドに上がったのは、U-18、U-21、社会人と3カテゴリで代表入りを果たした山岡泰輔(東京ガス)。
山岡は、千葉ロッテ打線に序盤から苦しむ展開となる。1回裏、二死満塁から6番井上晴哉に2点タイムリー、さらに4回裏にも三木亮に適時打を浴びて、3点をリードされる。それでも5回表、一死から川嶋克弥(Honda熊本)が相手エラーで出塁すると、バッテリーミスの間に、二塁へ到達。このチャンスに、9番田中允信(JR九州)の適時二塁打で1点を返した社会人代表。



5回から、山岡に代わり、片山純一(JR東日本)が登板するも、6回裏に1失点。7回から、近藤大亮(パナソニック)がマウンドに上がったが、二死二、三塁の場面で、2点タイムリーを打たれ、1対6と点差を広げられる。
それでも、最後まで粘りをみせた社会人代表。9回表、一死から7番中野滋樹(JR九州)がレフトへの二塁打でチャンスメイク。ここで、代打・足立祐一(パナソニック)が期待に応える一打を放って、1点を返すも、反撃はここまで。
社会人代表は、千葉ロッテに2対6で敗れ、投打で課題が残る試合となった。この日の試合を振り返って安藤強代表監督は、
「今日は悪いところが全て出た試合だったと思います。投手は力のあるボールを投げていて、被安打も少なかったのですが、四球で走者をためてから打たれてしまった。もったいない点の取られ方でした。悪いときにいかに粘れるかが、本戦では大事になってきます」と振り返り、また打線についても、
「最初に二者連続三振をして、ストライクゾーンに戸惑っていたところがありました。でも、国際大会ではそういった状況が当たり前。試合ごとにそういった部分も対応できるようにならないといけません。今日の課題は、明日のHonda戦で修正してきたいです」と語った安藤代表監督。
残り1試合の強化試合を納得のいく形で終えて、16日から開幕する第27回BFAアジア選手権に向けて最終調整していきたい。