2月20日午後、3月3、4日に開催される『ENEOS 侍ジャパンシリーズ2018「日本vsオーストラリア」』に関する記者会見が沖縄県那覇市内にて行われ、日本代表・侍ジャパントップチームの稲葉篤紀監督が、すでに先行発表されている6名を含む出場メンバー28名を発表した。「現時点でのトップチームのメンバーと、実力を見たい選手のバランスを考えて選出しました。目標としている2020年の東京オリンピック金メダル獲得に向けた、土台となるチーム作りを目的としています」と語った稲葉監督が発表したメンバーは、下記の通り。
投手(13名)
#1 松井裕樹(東北楽天ゴールデンイーグルス)
#12 田島慎二(中日ドラゴンズ)
#14 則本昂大(東北楽天ゴールデンイーグルス)
#16 東浜巨(福岡ソフトバンクホークス)
#17 岩嵜翔(福岡ソフトバンクホークス)
#19 山﨑康晃(横浜DeNAベイスターズ)
#21 今永昇太(横浜DeNAベイスターズ)
#26 濵口遥大(横浜DeNAベイスターズ)
#30 石崎剛(阪神タイガース)
#34 堀瑞輝(北海道日本ハムファイターズ)
#41 千賀滉大(福岡ソフトバンクホークス)
#53 高梨雄平(東北楽天ゴールデンイーグルス)
#90 田口麗斗(読売ジャイアンツ)
捕手(3名)
#22 小林誠司(読売ジャイアンツ)
#27 田村龍弘(千葉ロッテマリーンズ)
#62 甲斐拓也(福岡ソフトバンクホークス)
内野手(7名)
#2 田中広輔(広島東洋カープ)
#3 浅村栄斗(埼玉西武ライオンズ)
#4 菊池涼介(広島東洋カープ)
#5 外崎修汰(埼玉西武ライオンズ)
#6 今宮健太(福岡ソフトバンクホークス)
#8 大山悠輔(阪神タイガース)
#63 西川龍馬(広島東洋カープ)
外野手(5名)
#7 松本剛(北海道日本ハムファイターズ)
#9 柳田悠岐(福岡ソフトバンクホークス)
#25 筒香嘉智(横浜DeNAベイスターズ)
#51 上林誠知(福岡ソフトバンクホークス)
#55 秋山翔吾(埼玉西武ライオンズ)
投手では松井裕樹、則本昂大、千賀滉大、野手では小林誠司、田中広輔、菊池涼介、筒香嘉智、秋山翔吾の計8選手が昨春に行われた『2017年WORLD BASEBALL CLASSIC』経験者で、稲葉監督は彼らに「国際経験が豊富。若い選手に伝えていってほしい」と期待。
昨秋に行われた『ENEOS アジア プロ野球チャンピオンシップ2017』に続いての指揮となるが、あらためて自身が目指す野球については「攻撃面では1つでも先の塁を目指すスピード。そしてアジアはもちろん、世界に対抗できるような、パワーを備えた選手たちを今回選び、就任時から掲げているスピード&パワーを実現できるチームを作っていくことを考えています」と明かした。また、投手陣については「国際大会、特にアジアには左の強打者が多い。実力をこの目で見たいと考えた左投手を多く選出したことに加えて、初対戦や、一発勝負の国際大会での活躍を期待して、経験を少しでも積んでもらいたい」と狙いを語っている。
最後に、現在開催中の平昌オリンピックでの日本人選手メダルラッシュを受けて、「国民のみなさんが非常に喜んでいる姿を見せ、ぜひ私もこの2年半、しっかりといい準備をして、金メダルを取り、日本のみなさんに喜んでいただきたい」とあらためてメダルへの想いを口にした稲葉監督。その第一歩となる今大会に向けて「日本を代表して、日の丸を背負って戦うからには、勝負にこだわっていきたいと考えています。若手を含むこのメンバーで、オーストラリア戦に勝利したい」と2戦全勝を誓った。