8月30日から韓国・機張(キジャン)で開催される「第29回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」に出場する野球日本代表「侍ジャパン」U-18代表が26日、大学日本代表との壮行試合に先立ち、神宮球場で野球体験イベント「みらいの侍」を開催した。
このイベントは小学校低学年の児童を対象に、簡易ルールの野球型ゲーム「バックホームゲーム」を通じて体を動かすことの楽しさや野球の楽しさを体験してもらうことが目的。小学校1年生から3年生の50人が参加した。
神宮球場に到着した選手、監督、コーチは、まず参加者たちと一緒にお弁当タイムに入った。代表選手たちを近くで見た参加者たちは大興奮。鵜沼魁斗(東海大相模)の「いただきます!」の号令のあと、おしゃべりを楽しみながらお弁当を食べた。
ランチのあとはいよいよゲームの時間。神宮球場のグラウンドで参加者50人と選手、監督、コーチが10チームに分かれ、5カ所のダイヤモンドに散る。全員が小さなグラブをつけ、キャッチボールなどでボールに慣れたあと「バックホームゲーム」に入る。
野球同様に攻撃側、守備側に分かれ、攻撃側はホームからボールを思い切り投げる、もしくはティーに置いたボールをバットで打ち一塁へ走る。守備側がボールを追いかけ、ボールをホームに戻すまでに走者が一塁まで達したら1点、二塁まで行けば2点、三塁なら3点、本塁まで達すれば4点が入る。
みらいの侍たちは、目を輝かせて代表選手たちとのプレーを楽しんだ。子供たちに野球の楽しさを伝えながら、代表選手たちもそれぞれ打撃力を披露。代表選手たちが遠くまで飛ばす打球を見て、参加者たちは「すごい!」「かっこいい!」と歓声をあげていた。
最後に、参加者、選手、監督、コーチが集まり記念撮影。
イベント後の取材で、参加者を代表してテレビカメラ、記者に囲まれた中尾結喜(なかお・ゆうき=小3)くんは「侍ジャパンの人とプレーできるなんて、一生に一度の体験だと思う。楽しかったです。僕も将来は絶対プロ野球選手になります」と将来の活躍を誓った。
奥川恭伸(星稜)は「楽しかったです。この中から将来の代表選手が出てきてくれたらうれしいですね。自分もこれからもっともっと頑張って、将来対戦できたらいいなぁと思います」と笑顔で語った。
侍ジャパンU-18日本代表は、このあと18時から、大学日本代表との壮行試合に臨む。
第29回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ
大会期間
2019年8月30日~9月8日
オープニングラウンド
2019年8月30日(金)12:00 日本 4 - 2 スペイン
2019年8月31日(土)12:00 南アフリカ 0 - 19 日本
2019年9月1日(日)18:00 日本 16 - 7 アメリカ
2019年9月2日(月)18:00 チャイニーズ・タイペイ 3 - 1 日本
2019年9月3日(火)19:30 日本 5 - 1 パナマ
スーパーラウンド
2019年9月5日(木)18:00 日本 5 - 1 カナダ
2019年9月6日(金)18:00 韓国 5 - 4 日本
2019年9月7日(土)12:30 日本 1 - 4 オーストラリア
決勝・3位決定戦
2019年9月8日
開催地
韓国(機張郡)
出場する国と地域
グループA
韓国、オーストラリア、オランダ、カナダ、ニカラグア、中国
グループB
日本、アメリカ、チャイニーズ・タイペイ、パナマ、南アフリカ、スペイン