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チームレポート

侍ジャパン大学代表の選考合宿がスタート 初日は紅白戦3試合を実施

2024年6月22日

 6月22日、神奈川県平塚市のバッティングパレス相石スタジアムひらつかで侍ジャパン大学代表の選考合宿が始まった。

 チームを指揮するのは、慶應義塾大の堀井哲也監督。3日間の日程で行われる今回の合宿には、全国の大学から選ばれた精鋭46名が参加し、7月にチェコ、オランダで開催される「第43回 プラハベースボールウィーク」(6~9日)と「第31回 ハーレムベースボールウィーク」(12~19日)に出場する侍ジャパン大学代表メンバー24名を選ぶ。

 選考合宿初日の練習は13時から始まった。当初は2日目に紅白戦を行う予定だったが、翌日の天候不良が予想されるために、合宿初日に紅白戦3試合を行うスケジュールに変更。それぞれ所属する大学のユニホームに袖を通した選手たちは、主将に指名された印出太一(早稲田大)が「思い切ってどんどん声を出して行こう」と声をかけて練習がスタートし、ウォーミングアップ、キャッチボールと汗を流した。

 そして14時からは7イニング制で3試合、A、B、Cの計3チームに別れて特別ルール(1投手20球制限で攻撃終了など)での紅白戦が行われた。

 第1試合のA組は堀越啓太(東北福祉大)、B組は伊藤樹(早稲田大)の右腕同士が先発。堀越はダイナミックな投球フォームから140キロ台後半の力強いストレートで、伊東は直球と変化球のコンビネーションをうまく使い、1回をともに無失点に抑えた。

 だが、野手陣も黙ってはいない。続く2回、A組の宮﨑海(横浜商科大)がこの選考合宿での初ヒットを放ち、さらに二盗を決めると、菱田万尋(城西国際大)がフルカウントから右中間を破るタイムリー3塁打を放って1点を先制する。するとその裏、B組も反撃し、柳舘憲吾(國學院大)、山縣秀(早稲田大)の連打でチャンスを作り、渡部聖弥(大阪商業大)の強襲内野安打と石飛智洋(天理大)のセンター前タイムリーで2点を奪って逆転した。

 3回からは、児玉悠紀(青山学院大)が2回1安打無失点、渡辺拓幹(国士舘大)が2回無安打無失点と左腕2人が好投。5回以降は市川祐(日本大)、島田舜也(東洋大)が登板した中、6回裏にB組が繁永晟(中央大)、柳舘憲吾(國學院大)の連打の後、山縣秀(早稲田大)のタイムリーで追加点した。

 そして最終7回は、中村優斗(愛知工業大)が表裏を投げ、最速154キロの快速球で打者6人から5三振を奪ってのパーフェクトピッチングを披露。最終的にB組が3-1で勝利した。

 続く第2試合はB組とC組が対戦。B組は林翔大(大阪経済大)、C組は外丸東眞(慶應義塾大学)が先発した。

 その立ち上がりの1回表、C組が1番・神里陸(國學院大)がヒットで出塁して二盗に成功すると、4番に座った松下歩叶(法政大)のライト前タイムリーで1点を先制する。さらにC組は4回表にB組2番手の榮龍騰(帝京大)を攻め、飯山志夢(立正大)のヒットから走者をためて立石正広(創価大)がレフト越えの2点タイムリー2塁打を放ち、さらに小島大河(明治大)の犠牲フライで計3点を追加した。

 その後、B組の篠木健太郎(法政大)が2回を無失点に抑えると、C組投手陣は先発・外丸から野口練(近畿大)、米田天翼(東海大)が2イニングずつを投げて無失点リレー。最終回の7回は藤井優矢(東日本国際大)が表裏を投げて無失点に抑え、4-0のC組勝利で試合を終えた。

 最後の第3試合は、C組とA組が、ナイター照明が灯った中で対戦した。C組は髙木快大(中京大)、A組は寺西成騎(日本体育大)が先発し、ともに最速147キロを記録した中で2イニングを無失点に抑えた。

 迎えた3回裏、A組の2番手・渡邉一生(仙台大)に対して、C組が振り逃げと四球でチャンスを作って神里陸(國學院大)のセンター前タイムリーで1点を先制した。

 その後、A組は小畠一心(立教大)が2イニングを1安打無失点に抑えると、C組も3回から投げた左腕の宮原駿介(東海大静岡キャンパス)が2イニングを1安打無失点、5回から投げた長身右腕の髙須大雅(明治大学)も2イニングを2安打無失点に抑える好投。最終7回は鈴木豪太(大阪商業大)が表裏を投げた中、C組が立石正広(創価大)のショート強襲のタイムリーで1点を追加し、2-0で試合を終えた。

 今合宿には、トップチームにも選ばれた宗山塁(明治大)と金丸夢斗(関西大)が不参加となったが、充実した選考合宿初日を終えた堀井監督は「今いるメンバーの中で一番いい選手たちを選びました。あと2日間、しっかりと見させていただきたい。確かに宗山君と金丸君の2人がいないのは痛いですけど、次から次へと違う選手が出てくるのはすごい」と語り、現メンバーへの手応えと自信を見せた。残り2日間は練習の中で選手たちの能力をチェックしていく予定。大会参加の24名は6月24日に発表される。

監督・選手コメント

堀井哲也監督

「コンディションは、いろいろとバラバラだったと思うのですが、各チームの協力もあって、選手たちがしっかりと仕上げてくれた。もちろん疲れはあり、いろんな状況はあるのでしょうが、しっかりと(紅白戦)3試合を見させてもらうことができたと思います。(選考の基準として)我々が心掛けていることは、 とにかく国際試合の中で心身ともにタフな選手であること。もう1つは、 選ばれた選手が大学生の野球選手の模範、代表として相応しいということです。その中でピッチャーなら決め球、バッターなら守備力は大前提として、強いスイングとコンタクト能力を見ていきたい」

印出太一(早稲田大)

「(初日の主将役に)非常に光栄なことですし、抜てきしていただいて嬉しいです。初日の入りで一番難しいところでしたが、ハツラツと4年生を巻き込んでいこうと思いました。紅白戦で結果は出ませんでしたが、いろんな人とコミュニケーションが取れました。2日目以降も変わらない意識で、自分の求められていることを探してやっていきたいです。(いろんな投手の球を受けてみて)受けたことも見たことも無い投手ばかりだったので不慣れでしたが、コミュニケーションを大事にしました。レベルの高い投手ばかりで、捕手として幸せに感じました。楽しかったですね」

中村優斗(愛知工業大)

「まずは2イニングをパーフェクトに抑えることを目標にしていました。自己最速(159キロ)の更新も狙っていましたが、それは別にしてしっかりとバッターを抑えることができたので良かった。初めてのマウンドで最初は投げにくさもあったのですが、西川(史礁)を三振に獲って、そこからは自分のピッチングができたかなと思います」

菱田万尋(城西国際大)

「積極的に行こうという気持ちで臨みました。プレー面以外でもコミュニケーションの面を含めて充実した1日目になったかなと思います。その中で自分のプレーをアピールするともできましたし、明日以降も楽しみです」

第43回 プラハベースボールウィーク

大会概要

大会期間

2024年7月6日~7月9日

グループA
2024年7月6日(土)21:30 ドイツ - 日本
2024年7月7日(日)21:30 日本 - チャイニーズ・タイペイ
2024年7月9日(火)2:00 日本 - チェコ
※開始時刻は日本時間(チェコ:時差-7時間)

3位決定戦
2024年7月9日(火)21:30 グループA3位 - グループA4位
※開始時刻は日本時間(チェコ:時差-7時間)

決勝
2024年7月10日(水)2:00 グループA2位 - グループA1位
※開始時刻は日本時間(チェコ:時差-7時間)

開催地

チェコ(プラハ)

出場する国と地域

グループA
日本、チャイニーズ・タイペイ、チェコ、ドイツ
グループB
オーストラリア、ギリシャ、ハンガリー、スロバキア、リトアニア

第31回 ハーレムベースボールウィーク

大会概要

大会期間

2024年7月12日~7月19日

オープニングラウンド
2024年7月12日(金)22:30 チャイニーズ・タイペイ - 日本
2024年7月13日(土)22:30 アメリカ - 日本
2024年7月15日(月)2:30 日本 - スペイン
2024年7月16日(火)22:30 イタリア - 日本
2024年7月18日(木)2:30 日本 - オランダ
※開始時刻は日本時間(オランダ:時差-7時間)

5位6位決定戦
2024年7月18日(木)18:30 オープニングラウンド 5位 - オープニングラウンド 6位
※開始時刻は日本時間(オランダ:時差-7時間)

準決勝
2024年7月18日(木)22:30 オープニングラウンド 2位 - オープニングラウンド 3位
2024年7月19日(金)2:30 オープニングラウンド 1位 - オープニングラウンド 4位
※開始時刻は日本時間(オランダ:時差-7時間)

3位決定戦
2024年7月19日(金)21:00 準決勝①敗者 - 準決勝②敗者
※開始時刻は日本時間(オランダ:時差-7時間)

決勝
2024年7月20日(土)2:30 準決勝②勝者 - 準決勝①
※開始時刻は日本時間(オランダ:時差-7時間)

開催地

オランダ(ハーレム)

出場する国と地域

日本、アメリカ、チャイニーズ・タイペイ、オランダ、イタリア、スペイン

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