6月23日、「第43回 プラハベースボールウィーク」(チェコ・プラハで7月6日から9日)と「第31回 ハーレムベースボールウィーク」(オランダ・ハーレムで7月12日から19日)に出場する侍ジャパン大学代表の選考合宿2日目が、神奈川県平塚市のバッティングパレス相石スタジアムひらつかで行われた。
![朝4時15分の朝礼に集まった選手とスタッフ](https://www.japan-baseball.jp/img/news/press/20240623_2_1-1.jpg)
![朝4時15分の朝礼に集まった選手とスタッフ](https://www.japan-baseball.jp/img/news/press/20240623_2_1-2.jpg)
![ウォーミングアップ](https://www.japan-baseball.jp/img/news/press/20240623_2_1-3.jpg)
![話し合う堀井哲也監督、安江均コーチや選考委員](https://www.japan-baseball.jp/img/news/press/20240623_2_1-4.jpg)
![山縣秀(早稲田大)](https://www.japan-baseball.jp/img/news/press/20240623_2_1-5.jpg)
![神里陸(國學院大)](https://www.japan-baseball.jp/img/news/press/20240623_2_1-6.jpg)
![立石正広(創価大)](https://www.japan-baseball.jp/img/news/press/20240623_2_1-7.jpg)
この日の活動は朝4時15分から始まった。堀井哲也監督の「時差や異なる環境で戦うことになるので、心身ともにタフな選手を選びたい」という意向で、球場前に選手たちが公園敷地内にある宿泊施設から徒歩で集まった。集合に遅れる選手はおらず、その後は各自が自由行動となり、練習は13時から始まった。
雨天予報により1日目に7イニング制の紅白戦3試合が行われたため、この日はシートノックやフリー打撃などを実施。堀井監督は「自分がコントロールしやすい状況の中でパフォーマンスを発揮してください」と選手たちに伝え、コーチや選考委員とともに選手たちの資質や本来のプレーぶりを見つめた。
ティー打撃やフリー打撃では、打球速度やスイングスピードなどの計測も機器を使って行われ、渡部聖弥(大阪商業大)や立石正広(創価大)が高い数値を記録。ティー打撃では160キロ台、フリー打撃では170キロ台というハイレベルな記録を叩き出した。また、速球への対応を見るためのフリー打撃では、通常よりも前の位置から打撃投手が投球をしたが、その中でも2人をはじめ、侍ジャパントップチームにも選出された西川史礁(青山学院大)ら複数の選手たちが快音を響かせた。
![林翔大(大阪経済大)](https://www.japan-baseball.jp/img/news/press/20240623_2_2-1.jpg)
![篠木健太郎(法政大)](https://www.japan-baseball.jp/img/news/press/20240623_2_2-2.jpg)
![井上幹太(金沢学院大)](https://www.japan-baseball.jp/img/news/press/20240623_2_2-3.jpg)
![繁永晟(中央大)](https://www.japan-baseball.jp/img/news/press/20240623_2_2-4.jpg)
![譽田貴之(福岡工業大)](https://www.japan-baseball.jp/img/news/press/20240623_2_2-5.jpg)
![打撃練習を見つめる堀井哲也監督](https://www.japan-baseball.jp/img/news/press/20240623_2_2-6.jpg)
![印出太一(早稲田大)と安江均コーチ](https://www.japan-baseball.jp/img/news/press/20240623_2_2-7.jpg)
練習終了後は、18時から「侍ジャパン野球健康診断」(※)を実施。合宿に参加している全選手が受診した。
※選手の肩や肘などの故障に悩む選手が多数いる現状を踏まえ、NPBエンタープライズがアマチュア野球の代表組織である一般財団法人全日本野球協会(BFJ)に協賛し、日本代表の各世代の合宿などで実施されている。
堀井監督は2日間を終え、「昨日は実戦で、今日は基礎的な守備や打撃を見ることができました。昨日に続いて参考になる姿が見られました」と充実した内容となったようだ。選考合宿最終日となる24日は、延長戦でのタイブレーク(無死一、二塁から再開)で予想されるバントの攻防や2ストライクからの対応力を見るためのシート打撃を行う予定となっている。
そして、練習を午前中で終えた後「最強のチームを選ぶことが使命」と力を込める堀井監督を中心に選考会議を行い、代表24選手を発表する予定となっている。
![近距離からのフリー打撃](https://www.japan-baseball.jp/img/news/press/20240623_2_3-1.jpg)
![西川史礁(青山学院大)](https://www.japan-baseball.jp/img/news/press/20240623_2_3-2.jpg)
![岡野翔海(佛教大)](https://www.japan-baseball.jp/img/news/press/20240623_2_3-3.jpg)
![吉納翼(早稲田大)](https://www.japan-baseball.jp/img/news/press/20240623_2_3-4.jpg)
![宮﨑海(横浜商科大)](https://www.japan-baseball.jp/img/news/press/20240623_2_3-5.jpg)
![侍ジャパン野球健康診断](https://www.japan-baseball.jp/img/news/press/20240623_2_3-6.jpg)
選手コメント
渡部聖弥(大阪商業大)
「春の公式戦で課題となった変化球が来た時の打つポイントなどもしっかり修正できているので、測定の数値や紅白戦でのヒットにも直結していると思います。(朝4時からの活動などタフさについて)大商大で普段から厳しく指導されているので大丈夫です。(昨年の日米大学野球を経験し)海外の投手は球やモーションが速く、近い距離から投げられているように感じたので、今日のようなフリー打撃では速球に刺されないよう意識しました」
立石正広(創価大)
「国際大会では球速が上がると思うので、近い距離からの投球を強く打ち返せたのは良いアピールになったと思います。まずはストレートを捉えることが大事だと思っています。今までこういった代表の経験は1回も無かったですし、将来を見据えた中でも絶対にプラスになるので、なんとしてでも代表に入りたいです」
第43回 プラハベースボールウィーク
大会期間
2024年7月6日~7月9日
グループA
2024年7月6日(土)21:30 ドイツ - 日本
2024年7月7日(日)21:30 日本 - チャイニーズ・タイペイ
2024年7月9日(火)2:00 日本 - チェコ
※開始時刻は日本時間(チェコ:時差-7時間)
3位決定戦
2024年7月9日(火)21:30 グループA3位 - グループA4位
※開始時刻は日本時間(チェコ:時差-7時間)
決勝
2024年7月10日(水)2:00 グループA2位 - グループA1位
※開始時刻は日本時間(チェコ:時差-7時間)
開催地
チェコ(プラハ)
出場する国と地域
グループA
日本、チャイニーズ・タイペイ、チェコ、ドイツ
グループB
オーストラリア、ギリシャ、ハンガリー、スロバキア、リトアニア
第31回 ハーレムベースボールウィーク
大会期間
2024年7月12日~7月19日
オープニングラウンド
2024年7月12日(金)22:30 チャイニーズ・タイペイ - 日本
2024年7月13日(土)22:30 アメリカ - 日本
2024年7月15日(月)2:30 日本 - スペイン
2024年7月16日(火)22:30 イタリア - 日本
2024年7月18日(木)2:30 日本 - オランダ
※開始時刻は日本時間(オランダ:時差-7時間)
5位6位決定戦
2024年7月18日(木)18:30 オープニングラウンド 5位 - オープニングラウンド 6位
※開始時刻は日本時間(オランダ:時差-7時間)
準決勝
2024年7月18日(木)22:30 オープニングラウンド 2位 - オープニングラウンド 3位
2024年7月19日(金)2:30 オープニングラウンド 1位 - オープニングラウンド 4位
※開始時刻は日本時間(オランダ:時差-7時間)
3位決定戦
2024年7月19日(金)21:00 準決勝①敗者 - 準決勝②敗者
※開始時刻は日本時間(オランダ:時差-7時間)
決勝
2024年7月20日(土)2:30 準決勝②勝者 - 準決勝①
※開始時刻は日本時間(オランダ:時差-7時間)
開催地
オランダ(ハーレム)
出場する国と地域
日本、アメリカ、チャイニーズ・タイペイ、オランダ、イタリア、スペイン