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チームレポート

U-23代表候補に惜敗も高橋由伸臨時コーチが称賛した山縣秀の一打など順調なチーム作りが進む

2024年7月1日

 7月1日、「第43回 プラハベースボールウィーク」(チェコ・プラハで7月6日から9日)と「第31回 ハーレムベースボールウィーク」(オランダ・ハーレムで7月12日から19日)に出場する侍ジャパン大学代表の直前合宿3日目が神奈川県平塚市のバッティングパレス相石スタジアムひらつかで行われた。前日に続いて元巨人の高橋由伸臨時コーチが参加し、選手への丁寧な助言や指導も行われた。

 この日は特別ルールでの9イニング制(加えて延長タイブレーク1イニング/5回・6回で先攻・後攻入れ替えなど)の練習試合が、侍ジャパンU-23代表候補を相手に行われた。

 1回表、大学代表は先発の髙木快大(中京大)が1点を失うも、その裏に反撃。U-23代表候補の先発・後藤凌寿(トヨタ自動車)から、先頭の飯山志夢(立正大)のレフト前安打と西川史礁(青山学院大)の死球でチャンスを作ると、松下歩叶(法政大)の二塁打が2点タイムリーとなって逆転に成功。さらに3回には吉田聖弥(西濃運輸)から吉納翼(早稲田大)がタイムリーを放って1点を追加した。
 だが5回表、髙須大雅(明治大)が2四球からピンチを招くと静岡高の1年先輩・相羽寛太(ヤマハ)に左中間スタンドへ飛び込む3ラン本塁打を浴びて3対4と逆転を許した。
 5回を終えて先攻・後攻を交代。この意図を堀井哲也監督は「先発投手の試合の入りと9回裏の攻防、この両方を1試合で経験させたかった」と意図を明かした。

 6回裏に髙須が西村進之介(ヤマハ)にレフト前へのタイムリーを打たれて1点を失うが、7回表に高橋臨時コーチが称賛したプレーが生まれた。
 7回表、西村王雅(東芝)から飯山志夢(立正大)がこの日3安打目となる二塁打を放つと、相手投手の暴投を見逃さず三塁へ。ここで途中出場の山縣秀(早稲田大)がきっちりとライトへ犠牲フライを放って1点差に。「(得点のために)高めなら外野フライ、低めならゴロと思っていました」と振り返る山縣の状況に応じた打撃に対し、高橋臨時コーチは試合後のミーティングで「意図がしっかり見えていた」と山縣を名指しで称賛した。これには山縣も「巨人ファンで幼い頃に活躍をすごく見ていた方の言葉なので、とても嬉しかったです」と満面の笑みで振り返った。

 その後は得点を奪えなかったものの、堀井哲也監督が「投手陣の中で球威は一番。試合終盤のエース」と期待する中村優斗(愛知工業大)が9回を危なげの無い三者凡退に抑え、延長タイブレークの練習では一塁手に入った立石正広(創価大)の華麗な動きで併殺を完成させるなど、随所に好プレーが飛び出し、選手たちの順調な仕上がりが窺えた。

 昼食を挟んでの特打では、山縣や神里陸(國學院大)らが積極的に高橋臨時コーチに話を聞きに行くなど、この日も貪欲な向上心が目立った。
 高橋臨時コーチは2日間の指導を終え「考えていることも、求めていることも、非常にレベルが高いなと質問を受けて思いました。どの選手からも“上手くなりたい”という熱量を非常に感じました」と充実の表情で振り返った。

 選考合宿4日目となる7月2日も、10時からバッティングパレス相石スタジアムひらつかで、U-23代表候補との練習試合が行われる予定となっており、大会前最後の実戦でさらにチームとしての精度を高めていく。

監督・選手コメント

堀井哲也監督

「選手の特徴を確認する段階でよく観察や把握ができました。とにかく会話することを大事にしようということを試合後、選手たちには伝えました。これがお互いの理解やチーム作りの一歩一歩になると思うので。そういう材料が詰まった試合でしたね。打者は積極的に振っていましたし、投手の仕上がりがまずまずだなと思いました。高橋さんの効果は大きい。あとはいただいた金言をどうやって自分のものにするかだと思います」

高橋由伸臨時コーチ

「(試合を観ての印象)ファーストストライクからの積極性は非常に良かったと思います。一方でとらえきれない課題も見られたので、そういったところで成果を上げていく工夫を提案しました。(打撃以外では)グラブ捌き、球の扱い方など一つひとつの動きが非常に洗練されていてレベルの高さを感じました。試合中にベンチの中にも入れていただき新鮮でしたし、すごく勉強になりました」

飯山志夢(立正大)

「(この日3安打)高橋由伸さんから、タイミングの取り方とインコースの打ち方を聞かせてもらって、今まで自分になかった感覚が掴めたので、昨日の今日ですけど、いい形で修正できたのが良かったと思います。今日だけにならずに明日もしっかりアピールして、大会に向けていい準備をしていきたいです」

篠木健太郎(法政大)

「(2回無失点の好投)国際大会の使用球でしたが良い感覚で投げられました。特にカットボールが良かったです。国内での使用球よりも滑りやすいので叩くイメージを強くして、角度をつけるようなイメージで投げました。(大会に向けて)どんな役割でも代表選手として日本のためにプレーします」

第43回 プラハベースボールウィーク

大会概要

大会期間

2024年7月6日~7月9日

グループA
2024年7月6日(土)21:30 ドイツ - 日本
2024年7月7日(日)21:30 日本 - チャイニーズ・タイペイ
2024年7月9日(火)2:00 日本 - チェコ
※開始時刻は日本時間(チェコ:時差-7時間)

3位決定戦
2024年7月9日(火)21:30 グループA3位 - グループA4位
※開始時刻は日本時間(チェコ:時差-7時間)

決勝
2024年7月10日(水)2:00 グループA2位 - グループA1位
※開始時刻は日本時間(チェコ:時差-7時間)

開催地

チェコ(プラハ)

出場する国と地域

グループA
日本、チャイニーズ・タイペイ、チェコ、ドイツ
グループB
オーストラリア、ギリシャ、ハンガリー、スロバキア、リトアニア

第31回 ハーレムベースボールウィーク

大会概要

大会期間

2024年7月12日~7月19日

オープニングラウンド
2024年7月12日(金)22:30 チャイニーズ・タイペイ - 日本
2024年7月13日(土)22:30 アメリカ - 日本
2024年7月15日(月)2:30 日本 - スペイン
2024年7月16日(火)22:30 イタリア - 日本
2024年7月18日(木)2:30 日本 - オランダ
※開始時刻は日本時間(オランダ:時差-7時間)

5位6位決定戦
2024年7月18日(木)18:30 オープニングラウンド 5位 - オープニングラウンド 6位
※開始時刻は日本時間(オランダ:時差-7時間)

準決勝
2024年7月18日(木)22:30 オープニングラウンド 2位 - オープニングラウンド 3位
2024年7月19日(金)2:30 オープニングラウンド 1位 - オープニングラウンド 4位
※開始時刻は日本時間(オランダ:時差-7時間)

3位決定戦
2024年7月19日(金)21:00 準決勝①敗者 - 準決勝②敗者
※開始時刻は日本時間(オランダ:時差-7時間)

決勝
2024年7月20日(土)2:30 準決勝②勝者 - 準決勝①
※開始時刻は日本時間(オランダ:時差-7時間)

開催地

オランダ(ハーレム)

出場する国と地域

日本、アメリカ、チャイニーズ・タイペイ、オランダ、イタリア、スペイン

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