8月30日、関西圏内グラウンドで「第13回 BFA U18アジア選手権」(9月2日から8日/台湾)に出場する侍ジャパンU-18代表の直前合宿7日目が行われた。
前日は雨天により練習が中止となったが、この日は4時間ほど練習を行い、内野手と外野手の連係やシート打撃でのバント、スクイズなど実戦を意識した練習に多くの時間を割き、国内合宿を打ち上げた。
国内最後の練習を終え、小倉全由監督が「初日よりずっと動きも横の繋がりも良くなっていますね」と目を細めたように、選手たちの状態や連係も日に日に高まっている手応えを感じているようだ。
主将を務める間木歩(報徳学園)は、自チームでも準優勝したセンバツまで務めていた経験があるが「みんなしっかりしていて、自分で考えられる選手が多いので任せている部分が大きいです。こちらの方が楽ですね」と笑うように、各選手が自覚を持って取り組むことができていると明かす。
長く時間の取れる練習は、この日の練習が大会前最後だったことを選手全員が把握し、一球一球の集中力が高く「良い気持ちで練習ができました」と間木は充実した表情で振り返った。
小倉監督によると起用の構想も固まってきており「名前は明かせませんが」とした上で「開幕投手は決めました」と話した。
チームは予定通りに行けば31日に出国し、戦いの舞台となる台湾へ移動。9月1日に公式練習を行い、2日の初戦・香港戦(日本時間14時半開始予定)に臨む。
選手コメント
箱山遥人(健大高崎)
「チームとして、相手に対してどう対策していくかという段階に入ることができています。バットは木製になっていますが、バットが変わるからといって打撃が変わるわけではありませんし、春からの新基準の低反発の金属バットよりは木製バットの方が扱いやすいです。日本の高校野球の代表18人という自覚を持って1位を獲ってきます」
宇野真仁朗(早稲田実)
「(打撃では)タイミングを早くとって、前のポイントでとらえるということに取り組んでいます。大学代表の投手のようなスピードボールにしっかりついていけないといけません。これからの相手は体も大きいですし球の強さもあると思うので、しっかり対応していきたいです」
第13回 BFA U18アジア選手権
大会期間
2024年9月2日~9月8日
オープニングラウンド(グループB)
2024年9月2日(月)14:30 日本 19 - 0 香港
2024年9月3日(火)14:30 スリランカ 1 - 20 日本
2024年9月4日(水)19:30 日本 13 - 0 フィリピン
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)
スーパーラウンド
2024年9月6日(金)19:30 日本 1 - 0 チャイニーズ・タイペイ
2024年9月7日(土)19:30 日本 0 - 1 韓国
3位決定戦・決勝
2024年9月8日(日)19:30 日本 1 - 6 チャイニーズ・タイペイ
開催地
台湾(台北、桃園)
出場する国と地域
グループA
韓国、チャイニーズ・タイペイ、パキスタン、タイ
グループB
日本、フィリピン、香港、スリランカ