9月1日、「第13回 BFA U18アジア選手権」(8日まで台湾)の公式練習が台北ドームで行われた。侍ジャパンU-18代表は2日に行われる初戦(対香港/日本時間14時半試合開始予定)を前に約1時間半、調整した。
今大会では使用しないものの、昨年完成したばかりの台湾最大の球場での練習とあって、小倉全由監督は「こんな素晴らしいと場所でやれたので選手たちも気合いが入ったと思います」と振り返った。その言葉通り、守備練習では大きな声を、打撃練習では木製バットから快音を響かせた。
特に打撃練習では、花田悠月(智辯和歌山)、宇野真仁朗(早稲田実)、石塚裕惺(花咲徳栄)らが柵越えの打球を放った。主将で投手の間木歩(報徳学園)は「何発もスタンドに入れていましたし、良い雰囲気でも守っていたので、頼もしいです」と手応えを語った。
小倉監督は選手たちついて「みんなが早く試合をやりたいという気持ちで、投手も結構投げていたので、“それくらいにしておけ”と言ったくらいです」と目を細めたように、気合い十分といった様子。快音が響いた打撃については「木製バットに慣れてきてはいるようですね」と語るも、「相手投手も良いのでね。今日の会見ではチャイニーズ・タイペイの監督が“最強”とも言っていましたから」と油断は見せなかった。
選手たちの調整は心身ともに順調。いよいよ2大会ぶり6回目の優勝を目指す戦いが始まる。
選手コメント
間木歩(報徳学園)
「どの大会でも初戦が難しいので、どれだけ気持ちを持っていけるかだと思います。今日は見たことのない広さの球場で、野球の楽しさをあらためて実感できました。(投手としては)点を与えない投球をしていきたいです。国際大会使用球も違和感なく投げられています。打者一人ひとりに対して集中して投げていきたいです」
花田悠月(智辯和歌山)
「(左中間深くにスタンドインの打球を放つ)練習では相手に合わせず力強い打球を意識しました。秋季大会で負けて以降ずっと木製バットで練習も試合もしてきたので、継続してきたことをやっています。韓国やチャイニーズ・タイペイの投手は力があるので、大学代表と試合させていただいた経験を生かしていきたいです」
第13回 BFA U18アジア選手権
大会期間
2024年9月2日~9月8日
オープニングラウンド(グループB)
2024年9月2日(月)14:30 日本 19 - 0 香港
2024年9月3日(火)14:30 スリランカ 1 - 20 日本
2024年9月4日(水)19:30 日本 13 - 0 フィリピン
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)
スーパーラウンド
2024年9月6日(金)19:30 日本 1 - 0 チャイニーズ・タイペイ
2024年9月7日(土)19:30 日本 0 - 1 韓国
3位決定戦・決勝
2024年9月8日(日)19:30 日本 1 - 6 チャイニーズ・タイペイ
開催地
台湾(台北、桃園)
出場する国と地域
グループA
韓国、チャイニーズ・タイペイ、パキスタン、タイ
グループB
日本、フィリピン、香港、スリランカ