明日11月9日より開催される「第2回 BFA 女子野球アジアカップ」に出場する侍ジャパン女子代表・U-18マドンナジャパンが開催地・中国広東省中山市の熊猫記念野球場での公式練習に臨み、大会に向けての最終調整を行った。
この日は実際の使用球場を利用できる貴重な機会でもあり、長野監督の「海外では日本と違う部分も多い。土や芝、太陽、風、みんなで色々な情報を集めて共有してください」という言葉からスタート。今年7月に完成したという熊猫記念野球場の特徴を監督・コーチ・選手全員で確認しながらの練習となった。
アップを終えると、ティーバッティング、そしてフリーバッティングとまずは打撃を中心としたメニューを行った後、後半は投内連係や内野・外野ノックで感触を確かめた。
グラウンドは赤土・人工芝となっており、打球の弾み方・マウンドの状態・フェンスの硬さ・ベースの高さなど与えられた90分という短い時間の中で、できる限りの確認を行い、練習を終えた。
また、練習後には中山市内のホテルで大会公式記者会見および監督会議が行われ、長野監督と坂口英里主将(神村学園高)が出席。長野監督は「日本チームはただ優勝を目指すだけではなく、女子野球の発展に重きをおいてやって参りました。この大会を通じて皆さんとともにアジアから女子野球の発展につなげていきましょう」と語った。
国内合宿、そして現地での公式練習と入念な準備を重ねてきた侍ジャパン女子代表。「緊張はしていないが(良い意味で)プレッシャーはあります」と坂口英里主将が語るとおり、皆で掲げるゴールは大会連覇。若きマドンナ達の戦いがいよいよ始まる。
監督・選手コメント
長野恵利子監督
「球場の状態は土がやや硬い上に荒いのでよく跳ねました。マウンドは特にセカンド側が急斜面。牽制での踏込に意識が必要です。あとは内外野の境い目も段差が大きかった。でもこのような違いも想定の範囲内ではありました。打撃では遅いボールの相手投手もいますので、上体でボールに合わせてバッティングを崩してしまわないよう、呼び込んでスイングすることを意識させました。選手は昨日の長時間移動で疲れているようでしたが、練習を始めれば日本と変わりない表情だったので安心しました」
亀田織音投手(札幌新陽高)
「日本の球場より傾斜が急なマウンドでしたがステップを短くして対応しました。硬さも問題なくあまり気にせず投げることができました」
第2回 BFA 女子野球アジアカップ
大会期間
2019年11月9日~11月15日
オープニングラウンド
11月9日(土)11:00 日本 16 - 0 インド
11月10日(日)14:00 パキスタン 0 - 38 日本
11月11日(月)20:00 日本 20 - 0 中国
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)
スーパーラウンド
11月13日(水)20:00 日本 16 - 1 チャイニーズ・タイペイ
11月14日(木)14:00 日本 18 - 2 フィリピン
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)
決勝
11月15日(金)19:00 日本 2 - 1 チャイニーズ・タイペイ
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)
開催地
中国・広東省中山市
出場国
グループA
日本、中国、インド、パキスタン
グループB
チャイニーズ・タイペイ、韓国、香港、フィリピン