1月13日、野球日本代表「侍ジャパン」新ユニホーム発表記者会見が都内のホテルで行われた。東京オリンピックに出場した侍ジャパントップチームの伊藤大海(北海道日本ハムファイターズ)、村上宗隆 (東京ヤクルスワローズ) 、女子代表の田中露朝(ZENKO BEAMS) 、森若菜(エイジェック)が登壇し、ユニホームの感想や今後の抱負を語った。
まず新ユニホームの機能性について伊藤は「ものすごくストレッチも効いていて素材も軽いですし、選手にとって大きなアドバンテージになると思います」と話し、村上も「すごく軽くて動きやすい印象です」と素材の良さに舌を巻いた。
同時に、来年に行われる予定の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(以下、WBC)への使命感も増したようで「しっかりメンバーに入って、また新しい歴史を作っていけたらと思います」(伊藤)、「これを着て来年のWBCに出たいと身が引き締まる思いです」と決意を語った。
また、第9回 WBSC 女子野球ワールドカップ(開催延期中)で大会7連覇を目指す女子代表の2選手も、ユニホームに袖を通して熱い思いを口にした。
「トップチームと同じユニホームを着られることができ嬉しく思います。東京オリンピックでの金メダルに大変刺激を受けたので、女子野球も負けていられないという思いです。持ち味であるスライダーを磨いて、代表に選ばれるように頑張り、7連覇に貢献できる選手になりたいです」(田中)
「(ビジターユニホームは)2009年のWBCで日本が世界一となった時と同じデザインなので、このユニホームを着てプレーできることを嬉しく思います。女子野球も世界一になれるように頑張りたいと思います。日本で一番速いストレートを投げて、世界で通用できる選手になるために頑張っていきます」(森)
この新ユニホームでの最初の試合は3月5日、6日に東京ドームで開催される「ENEOS 侍ジャパンシリーズ 2022」の予定となっている。
新しい戦闘服を身に纏い、男女それぞれ、全カテゴリーの侍ジャパンが世界一を目指していく。
栗山英樹監督(会見は欠席)
「ホームユニホームにはこれまでの日本代表の伝統である白を基調とし、紺と赤のストライプのダイヤ型のデザインは洗練されていて伝統を感じます。ビジターユニホームはWBCで世界一を獲った時に着用されていたユニホームがベースになっていて『強い侍ジャパン』のイメージがあり、勝色(かちいろ)とも呼ばれる紺色は、とても侍ジャパンらしいと思います。早くこの新ユニホームを着て選手たちと戦うのを楽しみにしております」