6月13日、「第9回 WBSC 女子野球ワールドカップ グループラウンドB」(広島県三次市で9月13日から17日)の開幕をちょうど3ヶ月後に控え、広島県広島市のMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島で記者会見が行われた。
今回の会見は「好きじゃけん女子野球 広島県!」を掲げ女子野球の盛り上がりに向けて応援する広島県と連携を取りながら、女子野球の振興とともに女子野球を通じた地域活性化に取り組む広島東洋カープ球団の協力のもと、ナイターゲームが行われる日中のスタンドを活用し記者会見を開催。多くの報道陣が集まった中、三次市・福岡誠志市長、全日本女子野球連盟・山田博子会長、侍ジャパン女子代表の岩見香枝(埼玉西武ライオンズ・レディース)と村松珠希(はつかいちサンブレイズ)が登壇した。
まず山田会長が大会概要を説明。グループBは大陸予選を通過した国の中から日本の他、チャイニーズ・タイペイ、プエルトリコ、キューバ、フランス、ベネズエラが三次市に集まり、ファイナルラウンド(2024年カナダのサンダーベイで開催)の出場権2枠を争う。
※グループAはカナダ、アメリカ、オーストラリア、韓国、香港、メキシコが参加し、カナダ・サンダーベイにて開催される。
その中で「”女子野球を当たり前の文化に”という意志を掲げて活動しています。三次市さんのような自治体の皆様、メディアの皆様の力が必要です。応援していただければと思います」と挨拶した。
続いて三次市・福岡市長が「ご縁をいただいて誘致し開催することとなりました。女性が活躍できる街にしたいという中で、スポーツの面においても後押ししたいという思いが女子野球連盟さんと一致しました」と開催の経緯や意義を説明。「我々としても”女子野球を当たり前の文化に”となるよう努力していきたいです」と展望を語った。
さらに岩見や村松が抱負を語った後(詳細後述)、侍ジャパントップチームで第2回 WBSC プレミア12優勝や東京オリンピックの金メダル獲得に大きく貢献した菊池涼介(広島)が登壇。「国際大会は独特の緊張やプレッシャーがあると思いますが、自分らしく全力で勝ちにこだわったプレーをしていただければと思います」とエールを送った。
菊池と岩見は7年間にわたって1月に自主トレを共にしていることもあり、岩見は「小柄でも本塁打を打つ姿や忍者のような守備を見せるので、尊敬でしかないです」と語り、菊池は「ユニホームを着て会うのは初めてなので緊張しますね」と笑うなど、会見は終始和やかな雰囲気に包まれた。
女子代表はこの後、9月13日の開幕に向けて強化合宿や直前合宿を行い、チーム強化を進めていく。2014年の女子野球ワールドカップ以来、約9年ぶりに国内で行われる国際大会まで、あと3ヶ月。ワールドカップ7連覇に向けたグループステージ突破とともに、盛り上がりを見せている女子野球のさらなる活性化に期待したい。
選手コメント
岩見香枝(埼玉西武ライオンズ・レディース)
「女子野球を取り上げていただき、女子野球の人口が増える素晴らしい機会を与えていただいたので、全力で夢を与えるようなプレーをしたいです。子どもたちには野球の楽しさを表情やプレーで伝えて、かっこいいなと思ってもらえるようにプレーします」
村松珠希(はつかいちサンブレイズ)
「(同じ広島県の)廿日市市のチームに所属しているので、広島県をさらに盛り上げていきたいです。女子野球を見られる貴重な機会なので、女子野球がここまでできるんだということを見せて、女子野球を好きになってもらえればと思います」