7月27日(日本時間28日)、侍ジャパン女子代表が「カーネクスト presents 第9回WBSC女子野球ワールドカップ ファイナルステージ」(カナダ・サンダーベイ)の開幕を翌日に控え公式練習を行い、公式記者会見や前夜祭にも参加した。
11時すぎから練習会場で2時間ほど公式練習が行われた。この日は、シートノックは行わず、ウォーミングアップの後は走塁練習やフリー打撃、投手陣のフィールディング練習などが行われた。打撃練習では5大会連続出場となる主将の川端友紀(九州ハニーズ)らが快音を響かせた。
投手陣では直前合宿の練習試合から好投続く泰美勝(ZENKO BEAMS)ら希望者がブルペン入りした。泰は「緊張していないです。楽しみです」と頼もしく語り、弟(楽天・泰勝利)からも「頑張れ」との連絡があったと明かす。リリーフでの登板が予想されるだけに「流れを持って来られるような投球をしたいです」と意気込んだ。
その後は全選手・スタッフで試合会場であるポートアーサースタジアムを見学。午後の公式記者会見には、中島梨紗監督と川端が出席し各国の記者から質問を受けた。
川端は「一番の強みはチーム力だと思うので発揮して、目の前のプレーを大事にしていきたいです」と抱負を語った。また、中島監督は「これまで6連覇していますが、どの大会も簡単ではありませんでした。今回もそれは同じで1試合も油断できません」と引き締まった表情で話した。6年ぶりとなる世界一を争う大会とあり「特別な思いがあります。女子野球発展のための良い大会にしたいです。野球をやりたいと思ってくれる子どもたちが増えれば嬉しいです」と使命を殊勝に語った。
そして、出場全チームの選手・スタッフが参加する前夜祭に出席した後、開幕戦に向けたミーティングを行い、日本時間29日午前3時からの開幕戦、チャイニーズ・タイペイ戦に備えた。
開幕投手に中島監督は、国内女子最速右腕の森若菜(阪神タイガース Women)を指名し「力強いストレートで押していって欲しいです」と期待。大会7連覇に向け、弾みの良いスタートを切りたい。
選手コメント
里綾実(埼玉西武ライオンズ・レディース)
「野球に対する姿勢などでも日本代表として示していきたいです。今は落ち着いていて、静かに燃えているイメージです。自分たちの野球をすれば7連覇を達成できる自信がありますし、今までやってきたことを出したいです」
英菜々子(埼玉西武ライオンズ・レディース)
「昨年の三次(グループラウンド開催地)で経験させてもらったものとはまた違う気持ち、ファイナルラウンドの緊張感がありますね。先輩方が築いてくれた連覇を繋がなければいけません。捕手として投手陣と決めた目標は無失点なので、より良い形で試合に向けた準備を進めていきたいです」
カーネクスト presents 第9回WBSC女子野球ワールドカップ ファイナルステージ
大会期間
2024年7月28日~8月4日
7月29日(月)3:00 チャイニーズ・タイペイ 4 - 9 日本
7月30日(火)8:00 カナダ 6 - 7 日本
7月31日(水)4:00 日本 11 - 0 ベネズエラ
8月1日(木)0:00 日本 10 - 0 メキシコ
8月2日(金)0:00 日本 3 - 4 アメリカ
※開始時刻は日本時間(カナダ:時差-13時間)
決勝
8月4日(日)4:00 アメリカ 6 - 11 日本
※開始時刻は日本時間(カナダ:時差-13時間)
開催地
カナダ(サンダーベイ)
出場する国と地域
日本、チャイニーズ・タイペイ、ベネズエラ、アメリカ、メキシコ、カナダ